はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

青春18きっぷで関ヶ原へ

2016-03-29 19:58:25 | 鉄道の旅
天下分け目の地、関ヶ原に行って来ました。実は、関ヶ原は初めてではありません。石田三成が陣をおいた、笹尾山や決戦地へは行ったことがあるのですが、小早川秀秋が陣をおいた松尾山へは行ったことがなかったので訪れることにしました。

大阪駅から約1時間50分で関ヶ原駅に到着です。(片道2270円なので、ほぼ1回分の料金です)


さて、今回はレンタサイクルで巡ることにしましょう。駅から10分ほどのところに関ヶ原歴史民俗資料館があり、そこで自転車を借りることができます。(4時間500円)「松尾山に行きたい」と伝えると、丁寧に地図に印を入れてくださって、コンビニで「兵糧も調達」するようにアドバイスをくださいました。言われたように、コンビニでおにぎりを買い込みました。(気分は、いくさに向かう武将です。いや足軽かも)

途中、藤堂高虎や福島正則の陣跡を通り、気分はますます高揚します。


しかし、新幹線の高架を見たとたんに現在に呼び戻され、撮り鉄になります。(後ろの山が松尾山です)


次は、名神高速道路をくぐります。新幹線や名神高速が通る関ヶ原は、昔から交通の要衝でもありました。


名神からすぐの所に、松尾山への登山口がありました。頂上まで40分と案内がありました。


さあ、松尾山に攻め込みましょう!ワアー!!


頑張って攻め込んだので、30分で頂上に到着しました。


頂上からは、関ヶ原の古戦場が一望です。ここから、小早川秀秋は戦況を見つめ、最後に大きな決断をしたんですね。今度は、小早川秀秋の気分で戦場を眺めます。


遠くには、石田三成の笹尾山の陣が見えます。(写真左上)


ご存知のように、関ヶ原の戦いは東軍、徳川家康の勝利に終わるのですが、その大きな勝因が小早川秀秋の裏切りだったのです。1万5千の軍勢が、この山から西軍の側面を衝いたのです。実際に松尾山に登ってみて、1万5千の軍勢が待機できるほど頂上は広くなかったので、たぶん山裾のいくぶん平らな所で待機していたのではないかと思いました。

小早川の気分で関ヶ原を眺めていたのですが、その時、新幹線が時空を越えて走って来ました。


つづく。