いつもお世話になっている「丸松乗合船」は明石の乗合船で、
船長にはめちゃめちゃ可愛がってもらっている。
若船長の釣りの腕前は以前にも書いたけど、ピカイチで、
ここに来る度に、いろんな事を教えてもらっており、
明石での釣りの歴史や釣りの種類、釣り方等々…、数限りなく勉強になる事ばかり…。
なので、「釣り」よりも船上で船長や若船長と話す時間の方が楽しくて、為になる事が多くて、
ついつい、釣りをそっちのけで話してしまう。
もともと腕が悪い上に話の時間が長く、当然釣果が良い訳がなく、
浜に戻ると、女将さんやべっぴんの娘さんが気を遣ってくれ、
いつも何かお土産になる物を探してくれるんだけど…、
今回は、大女将(船長のお母さん)が「わかめの茎のたいたん」をお土産にくれた。
もちろん、誰にでもあるわけじゃなく、僕への特別なプレゼント♪
釣果だけでは夕食のおかずに足りず、さっそく食卓へ登場していただいた…。
山椒の実が爽やかに、キリッとした風味を効かせていて、
市販の物にあるような、甘ったるさが無く、スッキリ、それでいて後を引くような旨みがあって…、
ご飯のあてにするより、日本酒が良く合う一品。
僕はその事よりも「あっ、丸松さんらしい味…」と感じた事の方が印象的で、
何ともいいようが無いけど、「丸松さんてこんな感じやわ~」としみじみ…。
言葉で表すってホント難しいんやけど、「らしさ」って言うのか、
「雰囲気」っていうのか…、
とにかく、僕が丸松さんに抱いている印象がそこにありましたわ。
素朴で、飾り気もなく、かといって見えないところでいろんな事に気を配ってくれていて、後味もすっきり!
簡単に言うとしたらそんな感じかな?
とにかく、「美味しい」だけじゃない頂き物でした。
おか~ちゃん、ごっちゃんでした~。