今日はまな板のお話。
まな板ショーでもいくつかエピソードがあるのですが、ここで書くのはちょっと…。
てな訳で、今回はまな板の材質について。
一般にヒノキが良いという認識が多いですが、実はそうでもないんです、ハイ。
まな板に良いとされている木の御三家がヤナギ・イチョウ・ホウの3種類。
いずれも柔らかい木で、油分が多く、匂いが少ないとされています。
柔らかさは、包丁のあたりの良さとして重要なポイント、
油分の多さは、水切れがよく手入れのしやすさにつながります。
匂いは、素材に木の匂いが移さないという観点から…、
スギは柔らかい木ですが、匂いが強いためあまりまな板には使用されません。
良く市販されているヒノキのうたい文句は「殺菌性がよい」とかですが、
木の柔らかさはともかく、匂いが強いため、本職さんはあまり使用していません。
じゃあ、なぜ柔らかい木がいいのか?
答えは簡単、包丁の刃を痛めないようにするためです。
業務用のプラスチックのまな板もかなり柔らかく出来ていますが、これも理由は同じです。
ヤナギやイチョウのまな板は、ヒノキや一般のまな板に比べてとても高価な物ですが、
使い心地がよく、一生物と言えるかもしれません。
ただ、長い年月使い込んでいると、まな板の真ん中がへこんでくるので、削り直しをする必要があります。
ウチでもたまに依頼がありますが、ホントはしたくないお仕事なんです…。
表面を削るには鉋を使うのですが、実はまな板は鉋の天敵。
長年使い込んだまな板の表面には、無数の「包丁カス」が入り込んでいます。
この包丁カスはすべて金属のかけらなので、鉋の刃にあたると傷が付く原因になります。
なので最初は分厚く削り、その後仕上げを掛けるという、2工程の作業になり、とっても邪魔臭いのです。
たかが「鉋かけ」なんですが…、ねぇ。
ところで…、
やっさんのお店「つり宿」のまな板は「柳の一枚板」を使用。
これがまた曰く付きで、
2m以上の長さで幅もかなりあったものを、やっさんのお店に合うようにカットしたという贅沢品。
カウンターの中を覗いて見てください、
もったいないので、まな板の上にまな板をもう一枚置いて仕事してますわ。(爆)
イケチャン、ネタありがとうございます。
まな板ショーでもいくつかエピソードがあるのですが、ここで書くのはちょっと…。
てな訳で、今回はまな板の材質について。
一般にヒノキが良いという認識が多いですが、実はそうでもないんです、ハイ。
まな板に良いとされている木の御三家がヤナギ・イチョウ・ホウの3種類。
いずれも柔らかい木で、油分が多く、匂いが少ないとされています。
柔らかさは、包丁のあたりの良さとして重要なポイント、
油分の多さは、水切れがよく手入れのしやすさにつながります。
匂いは、素材に木の匂いが移さないという観点から…、
スギは柔らかい木ですが、匂いが強いためあまりまな板には使用されません。
良く市販されているヒノキのうたい文句は「殺菌性がよい」とかですが、
木の柔らかさはともかく、匂いが強いため、本職さんはあまり使用していません。
じゃあ、なぜ柔らかい木がいいのか?
答えは簡単、包丁の刃を痛めないようにするためです。
業務用のプラスチックのまな板もかなり柔らかく出来ていますが、これも理由は同じです。
ヤナギやイチョウのまな板は、ヒノキや一般のまな板に比べてとても高価な物ですが、
使い心地がよく、一生物と言えるかもしれません。
ただ、長い年月使い込んでいると、まな板の真ん中がへこんでくるので、削り直しをする必要があります。
ウチでもたまに依頼がありますが、ホントはしたくないお仕事なんです…。
表面を削るには鉋を使うのですが、実はまな板は鉋の天敵。
長年使い込んだまな板の表面には、無数の「包丁カス」が入り込んでいます。
この包丁カスはすべて金属のかけらなので、鉋の刃にあたると傷が付く原因になります。
なので最初は分厚く削り、その後仕上げを掛けるという、2工程の作業になり、とっても邪魔臭いのです。
たかが「鉋かけ」なんですが…、ねぇ。
ところで…、
やっさんのお店「つり宿」のまな板は「柳の一枚板」を使用。
これがまた曰く付きで、
2m以上の長さで幅もかなりあったものを、やっさんのお店に合うようにカットしたという贅沢品。
カウンターの中を覗いて見てください、
もったいないので、まな板の上にまな板をもう一枚置いて仕事してますわ。(爆)
イケチャン、ネタありがとうございます。