「底は67m、餌は底から30m位でやってみて」
船長の合図で一斉に仕掛けを降ろす、
N村君も先輩もチョクリは初めてという事で、
説明しながらやって…。
「仕掛けを落としてると餌が付いたらプルプル竿先が震えたり、仕掛けの落下が遅くなったりするねん。」
「なりました」
「ほんならそのまま仕掛けを底まで落として2mほど巻き上げて待つんやけど、
本命が来たら竿先がガツガツなって餌が逃げ回って、ドカン!て締め込まれるわ」
「こ、こんな感じですか~?」
「うそやろ…、もう釣れてるやん」
てな事で、N村君は開始2分で大鯛を釣り上げた。
こっちはまだ餌すらついてないのに…。
でもまあ、チョクリを1回も経験しないうちから、アルシエラとフォースマスター3000を買うあたり、
気合の入れようがハンパじゃなかったのね…。
「どう?わかった?」
「いや~、何が何だかわからないうちに釣れていましたわ~」って
そりゃそうや、そんな簡単に釣れるなんて滅多にないんやから、今のは神様からのサービスやわ。
「ま、何回かやったらわかるよ、まずは餌がついてからやけどね~」
「ですね、あっでももう餌付いたみたいです、えっ、あっ、おっおお~~っ!」
何を言うとんのかいなと見てみると、新品のアルシエラが満月に曲がっている…。
やってられませんわ、実際…、
僕のアルシエラはなかなか曲がりまへん
極度にあせる僕…、そして当然ながら先輩の事はほったらかしで、(爆)
先輩は船長の熱血指導のもと「餌が付いたかどうかわからん!」とキレていた。
僕はというと、餌は確かにサビキを触って来るのだけど、針掛かりしなかったり、
かかっても、おろしている途中で外れたり、なかなかすっきりと決まる事が無く、
N村くんにどうしても遅れをとってしまう。
当然の結果として、先に餌をつけたN村くんの竿が舞い込む事が多く、この日は完敗、
N村君は朝一で鯛3連発の後、メジロ、最後に本命のカンパチを仕留め、合計5匹。
僕は鯛とメジロが各1匹。
先輩は1m級のサワラとメジロという釣果。
昨年の針伸びバラシがあってから、自作のごっつい仕掛けをせっせと作ったものの、
ここへきて餌付きが悪い事が判明、早急に改善しなければならない。
針と針の間も180cmが150cmになり、90cmまで短くしたが、
市販の物は55cmと、まだ短いようだ。
フラッシャーの色、長さ、針の形、ハリスの長さ、等々、考えるとキリが無いけど、ぼちぼちとね。
メッチャいいのが出来たら和田さんのとこへでも持って行って商品化してもらおうかな…。
おっと、写真があるのをわすれてた。
片手間で竿を出し竿頭の船長
お客がタモ入れして、写真撮って…(爆)
ここまでのドヤ顔はなかなかできません…
なんだかんだと楽しい釣行でした、結局このブリも頂いちゃったし…。
遠征って言うほど遠くもないし、行き帰りに1時間ずつ寝れるので車の運転は楽チンだし…、
探険丸も付いたそうだし、かなりいい感じですよね、千代丸。
「台風が心配やよ、餌が居らんことなるかも…」って事なので、釣果欄は要チェックですよ~。