どもっ! k-5610っす。

旧ブログ(釣って釣られて)

釣り好きオヤジが言いたい放題、独断と偏見で綴るひとり言でごぜーます。

心の葛藤・・・

2012-09-10 07:32:57 | 釣りのこと
チョクリ、落とし込み、喰わせサビキ、立て釣り…、いろんな呼び名で、


ここ何年かで、各地で急激に流行し出した、「究極の釣り」(大袈裟か? あながちそうでもないよね)は、


餌となる魚をサビキの仕掛けにかけ、そのまま大物を狙うという、


食物連鎖を利用した、「究極の釣り」(やっぱり、大袈裟か?)


最近僕はこの釣りにすっかりハマっちゃって、


というのも、去年、一度に2匹の大物がかかって、針が伸びて2本ともバラすという、


不幸な出来事があって、それ以来の事なんだけど、


この釣りの面白いところは、


餌が付き易いと大物は釣れにくく、


大物がやる気の時は餌はサビキどころじゃないのか餌がかかりにくい、


そんな相反する条件の中、一日に何度か、餌が付いたらすぐにどかん!という時合いがあって、


そんな時合いに大物をヒットさせ、


「やった!」と喜んでいたらオマツリでプッツン!なんてこともしょっちゅうあって、


なんというか、1匹を釣り上げるまでのハードルの多さは他に比べると段違いに多い。


サビキに餌がきっちりかかっている保証もなく、


すっぽ抜けも多いし、仕掛けを巻き上げる時に餌が変についていると、


仕掛けがキンクしてくちゃくちゃになるし、


なにより、反応があるのに餌が付かないという、超ジレンマな事が多々ある…。


そんな時にいつも思うのが、餌を持ち込めばええんと違うの?って事。


現場で釣った餌をバッカンで活かしておいて、餌付きの悪い時にそれを使ったりするんだけど、


厳密にいえば、それはチョクリではないねんな、


チョクリ仕掛けのノマセ釣りになってしまうねん。


釣れてない時の船上は「藁をも掴む」気持ちに支配されるので、


葛藤して悩んでいる暇が無いんだけど、


本当は、チョクリだけで勝負するのがカッコイイのであって、


僕にはまだまだ…、というか、永遠にそんなカッコのいい事はできそうにない気がする…。(笑)



あと、もう一つ。


餌付きの悪い時の「カゴ」の事がそれ、


餌が付かなければ話にならないと、アミエビとカゴを用意してくれている船もあるんだけど、


これも、チョクリの真髄から言えば「邪道」なのかもしれない。


先日のロケで、巨匠は最後までカゴをつけようとしなかったのは、案外こんな気持ちだったのかもしれない…。


餌付きが悪くなった途端、「船長~、かごちょ~だい」って何の節操もなくアミエビ撒き散らす僕とは違うのだ。


あっちこっちで話を聞くと、


何もせんでも、餌がよ~ぉついて、大物がバンバン釣れる時あるで! って事なので、


しばらく「王道」めざしてがんばりますわ! もちろん葛藤しながら…。