テンヤの最中に大好きな某大物芸人さんから電話があり、
「イカ釣りイカへん?」とイカにも芸人さんらしいお誘いを受け、
「イカますっ!絶対イカます!」とお返事をしたら
「じゃあ、明日行きましょう」と言う事になって、急遽釣行決定!
その時点で、頭の中はイカだらけ…。
テンヤの釣果はもうどうでもよくなり、早く帰りたい気分に…。
幸い、仕事も午前中に頑張れば何とかなりそうだし、現場も巨匠の家の近所なので、
巨匠をお迎えし、ご一緒してもらう事になった。
巨匠宅に着く前に、飲み物を買おうとスーパーに寄ってみると、
広告の品 長崎産 アカイカ1パック498円! 大アカイカ 1杯 798円! で並んでいる。
掌を合わせてサイズを測ると40cm近い大きさのが798円!
これは安い! 一瞬心が揺らいだが、「今から行くのにわざわざ買わんでも…」とぐっとこらえた。
しかし安いわ~、去年小浜のフィッシャーマンズワーフで2,500円位で売っていたのと同じサイズだった。
ただし、鮮度は不明、買わない物を触るのもいやらしいので眺めるだけにしておいた。
巨匠宅で荷物を積み込み、いざ椿へ!
平日の午後の道路は混雑もなく、スイスイ順調に進み、2時間ほどで見草港に到着。
すぐに船長も来てくれ、18時少し前に出航した。
今回はシーズン本番を迎えるにあたり、2本竿の練習をしようと言う事で、長竿と短竿の2本を用意する。
長竿には1.8m間の9本スッテを、短竿には1.5m間の11本スッテをセット。
これで上手く釣れば100杯以上はいけるんじゃないかとひそかにほくそ笑む…。
ポイントに着き、仕掛けを降ろすと幸先よく乗ってきた。
長竿もアタリで竿先がグイングイン揺れている、まずは短竿で取り込み…、
普段7本でやっているのを急に4本も増やしたので、異様に多く感じる…。
一番下のスッテにかかっていたのでやたらと時間がかかってしまったが、まずは1杯目。
すぐに仕掛けを落とし、長竿を見ると、すでに上まで電動で巻き上がっており、スッテを手繰る、
おっとその前に、短竿のが着底したようなのでしゃくって、あらのっちゃった…。
あっちもこっちも入れ乗りで、水深が40mと浅いので忙しくてどうにも出来ない。
結局バタバタしているだけで、そんなに数も増やせず、疲れだけが倍増…、
この頃から風邪薬も切れて疲れが目に…
前線の影響かそこそこのうねりもあったので、短竿の方は身切れが多かったのと、
取り込み時にバレるのが多かったので、途中で仕掛けを切って短くした。
その間もまわりは好調で、後ろの常連さんは手釣りで順調に釣果を伸ばしている。
「上から5mでも来るよ」と船長が教えてくれたので早速タナを修正し、しばらく入れ乗りを楽しむ。
一度浮けばこっちのものと思っていたが、前日からの雨の影響か、タナが安定せず、上だったり底だったり、
そのつどタナを探って釣るという感じだった。
底の方で激しくしゃくるとスルメイカが良く乗ってきた、サバかと思うような激しいアタリでスルメだったり、
水深が浅いので、竿に出る反応もはっきりしていてなかなか面白い。
まだついてるわ~
「始まったばかりでこれなら、盛期には港からほんの近くでワサワサ釣れるんとちがうん?」
船長に聞くと、「そやな、家の前でどっさり釣れら」と、
今日は潮が悪いのでこんなやけど、雨の影響が消えたらもっと浮いてきて釣り易くなるし、
ポイントも椿に近くなるので条件はどんどん良くなるそうだ。
その頃にはサイズも大きくなるだろうし、楽しみですわ。
結局、2本竿は中途半端になってしまい、楽しくないことが判明。
2本竿出来る状況の時(ポツリポツリと釣れる時)でそこそこの水深じゃないと使いこなせないのと、
長竿にはスッテは多い目にしても、短竿(手釣りも含む)は5本位が丁度いいと言う事が解った。
これだけ解っただけでもやった価値はある。
何事も見ているだけじゃ解らない、やってみないとね~。
さあいよいよイカ本番、
夜遊びが忙しくなってきましたね~。(笑)
釣り立てのイカを刺身にしてくれたり、万が一の為にイサギを釣っておいてくれたり、
船長にはずいぶんお世話になってしまいました。
微力ながら宣伝を…、
椿に行くなら「とくは丸」 顔に似合わず、気のいい船長が楽しませてくれます。
この日の模様は後日ビッグフィッシングで放送予定…。
お見逃しなく!