やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

読み聞かせボランティア2

2015年09月12日 | 読書・読み聞かせ

昨日は、4~6年生に読み聞かせをさせていただきました。

と言っても、24人中ほとんどが4年生で、一人だけ、6年生の男の子が参加してくれました。

 

高学年になると、お昼休みに遊ぶのをやめてまで、なかなかお話を聞きには来てくれません。

しかも、ずーっと雨続きで、今日は久々の晴天。

私だったら、運動場に遊びに行っているだろうな。。。

 

4年生の息子にも、登校する前に、

「みんな遊びに行くから行かへんと思うで~」と、言われました。

そして、

「だから、行ったる!」と、言ってくれました。

 

今回の読み聞かせは、

ちょっとこわい昔話の紙芝居「オオカミのまゆげ」(教育画劇 文・絵/YUJI)と、

「なぞかけどうじょう」(作・中川ひろたか 絵・大島妙子)という絵本です。

 

「オオカミのまゆげ」を読まれたボランティアさんは、元国語の先生で、今なお「学童」で先生をされている方。

情感たっぷり、間合いも絶妙。さすがだなぁ・・・と思いました。

さらに、お話を読みながら、「オオカミのまゆげ」が出てくる場面で、さっと、「狼の眉毛?」を取り出して、子ども達に見せるのです。

子ども達の表情が一気に変わるのが分かりました。

 

続いて、私が「なぞかけどうじょう」を読みました。

「〇〇とかけて△△ととく、その心は・・・」

という、言葉遊びの絵本です。

 

みんな真剣に考えて手を上げてくれるので、私が指名して答えてもらうという形をとりました。

4年生にとっては少し難しかったようで、なかなか正解が出ず、「おしい!」と声をかけながら、答を読み進めていったのですが、はたして本の言葉だけでみんなに分かってもらえたかな?

気になったけど、時間の関係もあって、どんどん読み続けていきました。

 

終了後、子ども達は、

「面白かった!」と言ってくれたけど、少し心配です。

 

以前、読み聞かせの講座を受けたときに、

「子ども達を、読み聞かせボランティアの『お話を聞くボランティア』にしてはいけない」

という話を聞きました。

 

もっともっとうまくなって、子ども達に本の世界を楽しんでもらいたいです。 

 

ちなみに、先生ボランティアさんが出した「狼の眉毛」は、なんとなんと、「トウモロコシのひげ」を細工したものだったのでした!!


読み聞かせボランティア

2015年09月10日 | 読書・読み聞かせ

私は、息子の学校の読み聞かせボランティアに参加させていただいています。

まだ若葉マークのボランティアで、今回が5回目ぐらいだったと思います。

お昼休みを使って「読み聞かせ」を行っていて、1年生だけ全員参加で、その他の学年は、聞きたい子ども達だけが聞きに来てくれることになっています。

 

9月8日に、1年生の読み聞かせが行われました。

私ともう一人のボランティアさんが3・4組の担当になり、「読み聞かせ」を行うラーニング室に60人ぐらいのかわいい1年生がやってきました。

 

この日の読み聞かせは、「けちくらべ」という紙芝居(教育画劇 文・小野和子 画・大和田美鈴)と、「だじゃれ王国 なぞなぞ動物園」(あすなろ書房 作・大森裕子)という絵本です。

 紙芝居や絵本の絵をパソコンに取り込んで、大きなディスプレイに映し出し、一人が読み聞かせを行い、もう一人がそれに合わせて画面を操作します。

 

私が読んだのは、「けちくらべ」という紙芝居の方でした。

最初は元気で賑やかだった子ども達も、お話が進むにつれ食い入るように画面を見つめ、しっかりお話を聞いてくれました。

けちべえさんの無茶でおかしなケチぶりに、「え~」とか「ひゃ~」とか素直に反応してくれ、本当にかわいかったです。

 

続いて、もう一人のボランティアさんが、なぞなぞ形式の「だじゃれ王国 なぞなぞ動物園」を読むと、子ども達は大盛り上がりで、口々に答を言って、喜んだり残念がったりしてくれました。

実は、この本は、息子が小さな頃に読み聞かせをして大好評だった絵本を私が推薦したもので、これから代々1年生に読み聞かせをすることになりそうです。

 

最後に、「また、お話を聞きに来てね~」と言うと、子ども達はきらっきらの笑顔で、

「明日も来る~、毎日来るで~!!」

と言ってくれ、とても嬉しかったです。

 

残念ながら、学校の行事がいっぱい詰まっていて、先生方も忙しく、1学期に1回ぐらいしか読み聞かせをすることが出来ない状況です。

ボランティアさんが増え、自分たちで全て出来るようになったら、もっともっと回数を増やしていきたいと思っています。


嘘をついたことがない

2015年09月08日 | ソーシャルスキルトレーニングとその他支援

息子は、嘘をついたことがありません。

というより、おそらく、嘘をつけないのだと思います。

 

嘘というのは、自分をよく思われたいとか、こんなことを言ったら相手がどう思うか・・・などと「想像」するところから始まると思うのです。

 

少し前に、通級教室の参観で、「ついていいウソ・ダメなウソ」という授業がありました。

 

「ついていいウソ」というのは、例えば、休み時間に転んで、足をすりむいて血が出たとします。心配した友達が「だいじょうぶ?痛い?」と聞いてきます。私は、痛くても我慢して、「痛くない。平気やよ!」と言いました。

・・・という嘘なのですが、〇×表示で、3人中、他の2人は「〇」息子は「×」としていました。

 

この嘘は、友達を心配させないようにと思ってついた嘘なので、必ずしも「×」ではないよ・・・という授業なのですが、この微妙なニュアンスを理解するのは、息子には難しいようです。

「嘘をついてはいけない」と思っている息子は、どの嘘にも全て「×」を付けていました。

 

釈然としない息子に、家に帰ってから、

「誰かを思ってつく、『思いやりの嘘』があるけど、〇〇が無理に嘘をつかないといけないってことじゃないよ。今は、そういう嘘があるってことだけ覚えておいて」

と、伝えました。

 

この先、もっと自我が発達していくと、理解出来るようになるかもしれません。

理解できなくても、世の中には、「誰かを思ってついた嘘がある」ということを、心の片隅にでもとどめておいてくれたらなと思っています。

 


悪い意味で・・・

2015年09月06日 | 日記(息子・小4)

息子は、週に1回、小学校の校庭を使って行われるサッカースクールに通っています。

 

先日、サッカースクールから帰ってくるなり、

「あんな~、今日、5年生全員征服してしまった!!」と、息子が言いました。

 

「征服って?」

言ってる意味が分からず、思わず聞き返すと、

「悪い意味で・・・」と、しょんぼりしていました。

 

どうやら、ミニゲームをしている時に、息子が蹴ったボールが、5年生のお腹に当たったり、頭に当たったり、はたまた、ボールを蹴ろうとした足が脛に当たったり、小指を踏んで怪我をさせてしまったり・・・

とうとう、5年生全員に痛い思いをさせてしまったようです。

 

「わざとじゃないんやで。わざとじゃないけど・・・何でそんなんばっかりなるんやろう・・・?」

 

それは、君が、ボールしか見えてないからやろうし、もしかしたら、ボディイメージや相手との距離感をつかみづらいところも関係しているのかもしれません。 

そうは思うものの、

「まだ、慣れてないからやろ。そういう時もあるよ!」

と、しか言えませんでした。

 

「謝った?」

「うん」

「怒ってた?」

「ちょっと・・・。『5年生全員征服しやがった!』って、言われた」

それから、「お前は、マークに付くな!」とも、言われたそうです。

 

「相手を怖がらせるディフェンダー」と言えば、すごい選手みたいだけど、息子の場合は、本当に「悪い意味で・・・」って感じです。

 

「ボールだけじゃなく、周りもしっかり見るんやで!」

そんなアドバイスしか息子にしてあげられない母ですが、応援しています。

 

スクールのみなさん、本当に申し訳ないけど、息子がコツをつかむまで、どうかどうか大目に見てやってくださいねm(_ _)m


合同ソーシャルスキル・トレーニング

2015年09月03日 | ソーシャルスキルトレーニングとその他支援

始業式の次の日から、いきなり普通授業。

親は給食が始まるので嬉しいけれど、子ども達は大変だろうな。

 

しかも、昨日2日は、放課後に市の「合同ソーシャルスキル・トレーニング」があって、息子が下校したのは5時を過ぎてから。

よく頑張ったと思います。

 

私達の住む市では、トレーニングを必要とする小学生が4つのグループに分かれ、月1回程度、SST(ソーシャルスキル・トレーニング)を受けています。

息子のグループは、近隣の小学校3校に通う2年生から6年生までの子ども達7人が集まり、息子の学校でトレーニングを行っています。

 

トレーニング自体は3時から4時まで(その時の子ども達の状態で2~30分は、ずれこむことがあります)なのですが、その後、保護者に対し、その日に行われたソーシャルスキル・トレーニングの説明があり、子ども達一人一人の様子を教えてくれることになっています。

 

この日は、ウォーミングアップとしてラダー運動を行い、夏休みの思い出を各自発表した後、ロールプレイングを行ったそうです。

ロールプレイングでは、「運動会の練習が運動場で行われるのか体育館で行われるのか分からないAさんが、Bさんにたずねるのだけれども、Bさんも分からない」という設定で、Bさん役の先生が、

①黙って、体操服を着替え続ける

②答えるのが面倒なので、手で払いのける

③「知らん!」と、きつく言う

④「忘れた!」と、顔を見ずに言う 

⑤ゼスチャーで分からないという仕草をする

の5通りを演じます。

 

それを見て、Bさんの態度やAさんの気持ちについて、みんなで意見を出し合い、その後で、全員がBさんになって、良いと思う答え方を実際に一人ずつロールプレイングします。

「ごめん、忘れた!」と、きちんとAさんの顔を見て答えたり、「私も分かれへんから、一緒に先生に聞きに行こう」と、答えたり、全員が、相手の気持ちを考えながら優しく答えることが出来たそうです。

 

そのあと、短時間ですが、勝ち負けのあるミニゲームを行ってから、今日のトレーニングのふりかえりを行い、自分の反省、また、お友達の良いところを発表しあって終了です。

 

ソーシャルスキルトレーニングの良いところは、その場面での対応を客観的に見ることが出来ることだと思います。

特性上、分かっているはずと思っていた社会の常識を、知らない・気付いていないことも多々あるので、こうして、社会常識というか決まりごとをルールとして分かりやすく教えてもらうと、「この場面では、こうしたらいい」ということを、少しずつであっても確実に身に付けていくことが出来ます。

たとえ、場を読み取ったり、相手の気持ちを読み取ることが苦手でも、そうしたスキルが身に付いていけば、社会の中でうまくやっていけるのではないかと思うのです。

 

また、SSTが終わるまでの待ち時間は、他のママさん達とお喋りし、悩みを打ち明け分かち合える大切な時間だとも思います。