やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

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2017年04月28日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

一昨日は、息子のメンタルクリニックの日でした。

 

「調子はどうですか?」との先生の問いかけに、

「変われへん。」と、息子。

 

「眠れてる?」「ご飯食べれてる?」という質問に、

「食欲ない時もあったけど、今はだいじょうぶ。」

と、答えていました。

 

「お母さんから見てどうですか?」

と、聞かれたので、5年生の時の担任が再び担任になったこと、クラスメートにも恵まれ、「学校に行くのが楽しい」と言っていることを伝えました。

ただ、未だに気持ちは落ち着かないようで、家では「落ち着けへん、落ち着けへん!」を繰り返していることも・・・。

 

「確認行為は出てますか?」

「それは、ありません。」

「良かったです。新学期が始まっても調子が悪くなっていないようですので、このままの薬で様子を見たいと思います。」

  

 今回も、「リスパダールOD錠0.5mg(1錠)と、レクサプロ錠7.5mg(3/4錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒2.5g」を処方されました。

 

その後、先生は息子に対して、

「不安が強くなると確認行為をやめられなくなるのを『強迫性障害』というのだけど、そうした『不安が強い』ことや『こだわりの強さ』とか、『人とコミュニケーションがうまくいかなかったりする』傾向が、〇〇君には少しあるのかもしれませんね。

そういう特性を『広汎性発達障害』っていうのだけど、そういう障害があるからといって、特に何か変わることがあるわけでもないし、心配することもありません。

ただ、自分にこういう傾向があるって知っておくことは、上手くいかない時にこういうことだなと思ったり、対処の方法を身に付けたりする上で役立つと思うので、知っておいた方がいいかなと思います。」

というようなお話をされました。

 

前回、先生は、

「いきなり障害のことを話すのではなく、もっとソフトに、『こういうことがあるよ』という感じで伝えてみようかと思います。」

と、おっしゃってくださっていたので、どういう風に話をしてくださるのかと期待していたのですが、いきなり障害名が出ているし、特性の説明も大まかすぎるので、なんだかあっけなく感じてしまい、 こんなんでいいの? と、思ってしまいました。

 

「分かるかな?」

と、先生に言われて、息子はほとんど無表情のまま頷いていましたが、

ほんまに分かるんかい・・・!?

というのが、私の気持ちでした。

 

ただ、どれだけ説明されても1回の話で分かるはずがありません。

私が息子の障害のことを説明されてから、どれだけ悩んでどれだけ勉強してきたことか。。。

 

先生が伝えようとしていることは、

特性云々よりも、君はこういう障害をもっているけれど、だからといって何も変わらないし、心配することはない。

自分の苦手なことを知って、対処法を考えていってほしい。

そういうことなのだと思います。

 

息子が障害のことを知った今日からは、もっと具体的に息子にとって必要なことを、焦らずにじっくりと伝えていけばいいのです。

 

その夜、布団に入ってから、息子に、

「先生の言ってたこと、分かった?」

と、聞いてみました。

「うん。」

と、息子。

やはり息子がどう思っているのか分かりませんし、そもそも、息子自身にもどう思えばいいのか分からないのかもしれません。

 

「そういう障害を持ってるってことは、小さい頃から分かっててん。

小さい頃から色んなトレーニング、頑張ってきたやろ。

〇〇が大きくなってしっかり物事が分かるようになってから、〇〇に説明した方がいいって言われててん。

今日、先生が話をしたってことは、〇〇が成長して、もう話をしてもだいじょうぶと思ったからやと思う。

先生も言ってたけど、障害があっても何も変われへん。

〇〇は〇〇のままでいいし、ママは、そんな〇〇が大好きや。

ただ、どうしても障害のせいで苦手なことってあるから、これからも上手くいく方法を一緒に考えていこう。

分かれへんことは周りの人にも相談したり、出来ないことは誰かに力を借りたらいいねんで。

その代わり、〇〇が得意なこと、記憶力やったり、粘り強さやったり・・・〇〇やから出来ることっていうのが、これから先もきっと見つかると思うけど、そういうことで誰かの力になっていったらいいねん。」

 

伝えたいことはいっぱいあるけど、今はこれだけ、これだけは息子に伝えておこうと思いました。 

 


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