やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

リスパダールをさらに増やして1mgに

2019年07月04日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

この2週間は、息子にとってもしんどい日々だったと思います。

 

「6月には、クラスで過ごせる時間を増やしていく!」

「期末試験は、出来たら全部、最低でも5教科は受ける!」

 

自らそう目標を立てて少しずつ前に進んでいた息子でしたが、職業体験の打ち合わせに辛うじて参加したものの、それ以後、登校出来なくなってしまいました。

通級教室にも、サッカー部にも行くことが出来なくなりました。

 

息子は、朝起きてから調子を整え動けるようになるまでに時間がかかるので、5限目から登校しようとするのですが、制服に着替え、いざ出発する直前に、

「怖い、怖い!」

と、パニックになってしまいます。

 

私の中では、また息子の自信を少しずつ積み重ねていけばいいのだという思いがあったので、パニックになって大声を出したり、後追い行動が出たりしても、適応障害と診断された12月頃程の不安はありませんでした。

 

けれど、

「頑張りたいのに、頑張られへん!」

そう言って、落ち込む息子を見ると、切なくなります。

 

「頑張れるようになってから、頑張ったらいいやん。

前も、頑張れるようになってきたやろ。

〇〇の心が落ち着いてきたら、また頑張れるようになる!」

 

先週末、6月29日と30日、息子は再びクラブに顔を出しました。

翌7月1日(月)は、登校出来ませんでした。

2日(火)、5時間目の途中から通級教室に登校、6時間目は、疲れて通級教室で休ませていただいたそうです。

そして、クラブに参加

3日(水)、メンタルクリニックの日で、学校は元から欠席としました。

実は、4日、5日に職業体験が行われることになっているので、気力体力を温存するためです。

 

この日のカウンセリングは、息子、1時間15分、私が10分。

 

「先生に謝罪することになった一件以後、調子が悪いです。

最近は、スマホをよく触っています。

ゲームとスマホの時間を決めているのに、全然守れません。

依存しているのではないかと心配になりますし、勉強は全く出来ないのに、ゲームはしていて、『本当に勉強は出来ないんやろか?』と思ったり、『勉強するように声かけたら、余計なプレッシャーを与えてしまって、もっと調子が悪くなるんとちゃうか?』とか、色々考えてしまいます。

〇〇は、まだ、勉強は無理なんですよね?

ゲームとかクラブとか、まずやりたいことが出来るようになって、自信が付いてきたら、勉強も出来るようになるんですよね?」

 

「まだ、勉強にまで気持ちが向かないのだと思います。

彼は、サッカー部への思いが強くて、まずそこからなのかな、と。

本人に勉強しようという思いがあるなら、お母さんから『これやってみる?』と、提案されるのはいいかと思います。

そうすると、何らかのアクションがあると思いますので、本人の意思を尊重すれば、それで調子が悪くなるということはないと思います。」

 

「それに、ゲームやスマホをされるのは、不安で落ち着かないからだと思います。

やめさせたとして、それに代わる不安を紛らわせるための何かがなければ、余計にしんどくなるかもしれません。」

 

「そう思うので、あまりきつくは言ってないのですが、ゲームやスマホですごく疲れてしまうんです。

サッカーゲームをするのに、その前に色々設定をするのですが、それが『ちゃんと出来てるかな?』『だいじょうぶかな?』と、確認を繰り返し繰り返し1時間以上もかかってしまって、試合をする前にそれだけで疲れてしまうみたいです。

だから、勉強する気力も残ってないのかもしれません。」

 

「一度、ゲームをする前に声かけされてみてはどうですか?

本人も、『勉強してみようかな』と思えるときがあるかもしれません。」

 

「そうですね。

『やってみる?』って感じで、軽く声をかけてみようと思います。」

 

続いて、診察では、

「調子が悪くて、試験も受けられへんかった。

学校へ行くのが怖くなってしまった。」

と、息子は答えていました。

 

「何か原因があるのかな?」

 

「・・・。」

息子は頭を抱えてしまいました。

 

「お母さんから見て、どうでしょう。」

 

「先生に謝ることになった一件から調子が悪くなったので、それに適応できなかったのかなと思っています。

『12月と同じような感じ』と言ってますし。」

 

「トラウマになってるのかなぁ・・・。」

 

「学校には行きたいと思っているようで、自分から『5時間目から行く』とか言って、制服に着替えたり準備をするんですけど、出発する直前になると『怖い!怖い!』と言って、調子が悪くなってしまいます。」

 

「リスパダールを2錠にしてみませんか?」

 

「また増やすんですか?

前回、1.5錠に増やしたところですけど。」

 

「2錠に増やしても、1mgです。

投薬としては初期の量で、少ないです。

大人では一日に12mg、子どもでも3mgまで使えます。」

 

そう言われると、176cmの身長があって大人のLLサイズの息子には1mgでも少ない気はします。

 

「不安を取るには、リスパダールがいいと思います。

もちろん、また減らすことは出来ますので、次のカウンセリングまでの6日間、2錠で様子を見てみましょう。」

 

次の診察までの6日間、「リスパダールOD錠1mg(0.5mgを2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、頓服としてエチゾラム錠(デパス)を一日4錠まで」を処方されました。