今月13日に息子のメンタルクリニックを受診しました。
実家の台風被害のため書きそびれていましたが、やはり記録として残しておこうと思います。
この前後の状況として、父子で行く予定の大阪ダービー(セレッソ大阪とガンバ大阪の試合)の日にサッカー部の公式戦が行われることになり、息子は「どうしよう!?」と、悩んでいました。
元々その日は午前中にサッカー療育があって、部活を休むことになっていました。
午後2時からの大阪ダービーのチケットを購入して楽しみにしていたのに、公式戦は午後2時半にキックオフ。
「絶対、(ダービーを)観に行きたい!」
「でも、試合も休まれへん。」
と、延々と悩み続け、学校生活や日常生活に支障が出る状況でした。
息子はまだ、すでに勝敗が決まった試合状況でなければ試合に出してもらえないので、私としては、「チケットも買ったことだし、試合を観に行けばいいのに」と思うのですが、多分、どちらを取っても「これでよかったん?」と不安になるような気がして、息子自身に答を出させることにしました。
息子は、その日のカウンセリングでずっとこの話をしていたそうです。
息子にとっては、どちらも大切なことで、どちらも譲れないことなのでしょう。
例によって、10分だけ私にカウンセリングの時間をとってもらい、私の対応の仕方を聞いてみました。
本人に決めさせなければ、あとで後悔が大きくなるかもしれないと思う一方、ずっとそのことが気になって他のことが疎かになってしまうのもどうかと思っていました。
「これから色んな場面でどちらかを選ばなければならないことが出てくると思います。
じっくり話を聞きながら一緒に考えてあげると、その練習にもなると思います。
サッカー部の試合とサッカーの試合を観に行くこと。
なぜ行きたいのか、サッカー部の試合に行ったときのメリットとデメリット、試合を観に行ったときのメリットとデメリット、〇〇君が思っていることを紙に書いて視覚化してあげるといいと思います。
また、たとえば、サッカー部の試合が終わってから、途中からダービーを観に行くことは出来ないのか、両立出来る方法がないかも紙に書いて考えます。
そうすることで、もやもやしていた気持ちが整理され、自分で納得して選びやすくなると思います。」
心理士の先生に話を聞いてもらって自分の気持ちを整理できたのでしょうか、息子は随分すっきりした表情になっていました。
続く、児童精神科の先生の問診には、
「調子はいい。」
「学校は楽しい。」
「眠れてるし、食べれてる。」
と、息子は答えていました。
「お母さんから見て、どうですか?」
と、聞かれたので、
「何か気になることがあると、落ち着かなくなって、他のことを忘れたり失敗することが多くなってしまいます。
毎日、水筒だったり、ユニフォームだったり、宿題だったり、何かが抜け落ちてしまっています。」
と、答えました。
「う~ん、注意を向けることが苦手というか、でも、なるべく薬は増やしたくないですしね~。
実は、私もそうだったんですよ。
でも、成長につれ、メモを取ったり、自分で意識することが出来るようになりました。
もう少し彼の成長を「待つ」必要があるのかもしれません。」
未だに自分だけでは学校の準備も出来ない息子ですが、まだまだ仕方がないのかな。
「また、学校の課題をするのが大変で、テスト前にしても夏休みの宿題にしても本当に大変でした。
この子にはちょっと多すぎるのかな、とか、課題を減らしてもらうよう先生に相談した方がいいのかな、と思うことがあります。」
「この前の検査の結果では処理速度が少し遅いと出ていますので、大変なところはあると思います。
量より質をとって、課題を減らしてもらうこともありだと思いますよ。」
「決められたことをやり遂げる」ことを重要視して、私が手伝ったり、塾の時間を宿題にあててもらったりしながら、みんなと同じ課題をやり切ってきましたが、息子に合った分量に減らしてもらう方がいいのでしょうか。
でも、息子に合った分量とはどのくらいなのでしょう?
私も視覚化してじっくり考えてみる必要がありそうです。
どちらか、それとも両方ということもあり得るのか。
通級の先生とも一度よく相談してみようと思います。
今回も薬は増やさず、これまで通り「リスパダールOD錠0.5mg(1錠)と、レクサプロ錠7.5mg(3/4錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)」の処方となり、次の診察は5週間後となりました。