2学期が始まりました。
息子は、今のところ、少し落ち着かない様子はあるものの、夏休み終盤に比べるとかなり落ち着いているように見え、学校にも遅れずに登校しています。
待ちに待った金曜日は、土曜・日曜と休みに続く嬉しい日。
学校から帰ってくると、すぐさまサッカーゲーム(ウイニングイレブン)を始めました。
ところが、思うように試合を運べず、息子はイライラ。
どうやら、部屋に唾を吐き捨てたようです。
それを見ていた父親に注意され、さらに息子のイライラは大きくなり、結局試合も負けてしまって、イライラを抑えきれずに外へと飛び出していってしまいました。
怒りを鎮めるために息子はよく走りに行くのですが、この日は、走っても走っても気持ちを鎮めることが出来なかったようです。
帰ってくるなり2階の自分の部屋に入って、「うぉーっ!、うぉーっ!!」と、声変わりした低い声で獣のように泣き叫んでいました。
一応枕を押し当ててはいるようなのですが、全く効果なし、そこら中に息子の叫び声が響き渡っていました。
少し涼しくなってきて、我が家は窓を全面開放していますし、そういうご近所さんも多いと思います。
息子の叫び声が、ご近所さんにどんな風に響いたでしょうか・・・。
息子が唾を吐いたのも初めて(私は実際に見ていませんが・・・)で、ここまで長い時間叫んでいるのも初めてです。
防音の部屋なら気が済むまで叫ばせるのもいいかもしれませんが、周りのお宅には小さなお子さんもいます。
息子の部屋に入り、「いい加減にしろ!」と、怒鳴りたい気持ちを抑えて、息子に聞いてみました。
「〇〇は、何を怒ってるの?
何に対してそんなに腹が立つの?」
息子は、枕に顔を押し付けたままです。
「この前読んだ『はだしのゲン』に、ゲンが泣き叫んでるシーンがあったやん。
お父さんとお姉ちゃんと弟が焼け死んで・・・。
〇〇にとっては、ほんまにそこまで泣き叫んで怒らんなあかんことなんかな?」
そう言って、私は息子の部屋を出ました。
それから叫び声は聞こえませんでした。
でも、いっぱい泣いたのでしょう。
部屋から出てきた息子の目は真っ赤でした。
2学期が始まって、息子は、私が思うよりもずっと気を張っていたのかもしれません。
やっと1週間が終わり、休みを前に気持ちが緩んで感情のコントロールを失ってしまったのでしょうか。
それとも、学校でまた何かあったのでしょうか。
息子にもっと話を聞きたいけれど、なかなか難しくて、今はこちらの思いを伝えて、見守るしかありません。
明日は、メンタルクリニックの日です。