やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

「まくらのせんにん~そこのあなたの巻~」

2017年02月10日 | 読書・読み聞かせ

2月の1週から2週目にかけて、小学校で読み聞かせを行いました。

今回から、1年生全員、2年生全員、3~6年生の希望者、という形になり、

1年生・2年生は、かがくいひろしさんの「まくらのせんにん~そこのあなたの巻~」「おしくらまんじゅう」

3~6年生は、「ウェン王子とトラ」チェン・ジャンホン 作・絵/平岡敦 訳

を読むことになりました。

 

私は1年生と2年生の「まくらのせんにん~そこのあなたの巻~」を担当させていただきました。

 

まくらのせんにん(枕の仙人)がお弟子のかけさん、しきさん(布団がモチーフ)と散歩をしていると、ぞう、きりん、うさぎ、たこが、謎の穴にはまってもがいていました。

ふんが~ ふんぎ~ ふんぐ~ ふんげ~ と、動物達が抜け出そうと頑張って発する言葉がおかしくて、子ども達は大喜び。

「う~む。こうなったら、『そこのあなた』にたのむしかないな」

と、まくらのせんにんが言うのですが、『そこのあなた』とは・・・。

 

参加型の絵本で、私が「トントントン!」と本をたたくと、子ども達もその場でトントントン!と、げんこつを動かしてくれます。

大盛り上がりの笑顔がいっぱい!

とっても楽しい時間を過ごして、私も元気をいっぱいもらいました。

 

1年生の読み聞かせは、「お~っ!?」とか「わ~っ!」とか、笑ったりびっくりしたりする子ども達の仕草がかわいくて、もう病みつきになりそうです。

1年先輩の2年生は、もちろんかわいいけど、1年でこんなに成長するんだ~と思うくらい、 声を抑えて、でも時々声を出しながら、しっかり聞いてくれました。

 

もう一つのかがくいさんの作品、「おしくらまんじゅう」は、1年生、2年生、それぞれベテランの方が読み聞かせをされました。

読む人によってこんなに感じが変わるのか、と、勉強になりました。

傍で見ていると、「ぎゅ~」とか「ふんっ」とか「ぐにゅ」とか、読む声に合わせて子ども達も一緒に力を入れ、「おしくらまんじゅう」している気持ちになっていることが分かります。

 

かがくいひろしさんが2009年にお亡くなりになられて、次回作を読めないことが本当に残念です。

ユーモアがあってほっこり心が温かくなる、かがくいさんの作品、

ぜひまた、子ども達に読み聞かせさせていただきたいな、と思っています。