Seasons

花鳥風月を撮りつづけると季節の移り変わりがわかるかも
でも風を撮るのはむつかしいので花鳥虫月だという噂も・・・

Naturalistを目指せ-2007年秋

2007-10-21 | 釣り
私はかねがね
釣りに行くことを
 Naturalistを目指す
ということにしております。
ええ
釣れなかったときの
言い訳としてですね・・・・



久々に出かけた
2007年秋は
どうだったでしょうか。


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              朝早く水面は静か



釣りを始めて
小一時間。

 またこりゃ駄目かな
と思い出した頃に
ぐぐっときました。
 なんだ
 こりゃ




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               コイ(鯉)です



あはは
50cmアップの大物でんがな。




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            恨めしそうな目つきです
           立派なひげが生えてますね



口にしっかりかかっているところが
なんだか
不思議。
すれ
では何度かかけましたし
ラバージグで
浅瀬で餌を探していたコイの口にかけたこともありますが
ルアーで口は初めてです。
まあ
なんでもいいや
ごめんよ
あはは
あはは


その後は
コバッチ。


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              18cmの中羽イワシサイズ

あとが続かないので
植物採集。

Naturalistのモードです。


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              アカツメクサも終わりです


最後も
コバッチ



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               さらに小さい16cm
             どアップなので大きく見える?
                  うっしっし
              

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             いい天気になってきました。



今日は
これでおしまい

また
今度
遊んでね
あはは
あはは






ハゼ

2007-10-21 | 写真
ハゼ(黄櫨)=【Rhus succedanea


ウルシ科ウルシ属

生活型:落葉高木

わが国の本州、関東地方以西から四国・九州
さらに東南アジアにかけて広く分布しています。
山野に生え
高さは7~10メートルになります。
葉は奇数羽状複葉で
広披針形の小葉は4~8対あります。
雌雄異株で
5月から6月ごろ
円錐花序に小さな黄緑色の花を咲かせます。
果実は核果で
秋に淡褐色に熟します。
内果皮からは蝋が採れ
和蝋燭の原料にされます。
「うるし」ほどではないですが被れることがあります。

英名は Wax tree, Haze

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           実は、秋に淡褐色に熟します





続後撰和歌集  秋歌

                藤原定家朝臣
418
 小倉山しぐるるころの朝な朝な
 昨日はうすき四方のもみぢ葉






ショウキズイセン

2007-10-20 | 写真
ショウキズイセン(鐘馗水仙)=【Lycoris traubii


ユリ科ヒガンバナ属

生活型:多年草

わが国の九州から南西諸島
それに台湾に分布しています。
海岸沿いの林内や草地に生え
高さは30~60センチになります。
10月から11月ごろ
花茎を伸ばして散形花序をつけ
黄色い花を咲かせます。
花後、広線形の葉がでてきて束生します。
鱗茎は民間薬として利用されます。

英名は Golden spider lily, Yellow spider lily

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      ヒガンバナ(彼岸花)に少し遅れて咲きますよ

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続後拾遺和歌集  恋歌

                式子内親王
898
 待ち出でてもいかにながめん忘るなと
 いひしばかりの有明の空






オクラ

2007-10-19 | 写真
オクラ=【Abelmoschus esculentus


アオイ科トロロアオイ属

生活型:多年草

アフリカの東北部が原産です。
エジプトでは
紀元前200年ごろにはすでに栽培が始まっていたといいます。
わが国へは江戸時代の終わりに渡来しました。
本格的に普及したのは
昭和40年ごろです。
7月から10月ごろまで
淡い黄色の花を咲かせます。
花の基部はワインレッドです。
開花後、5~6日の若い莢果を食用にします。
サラダや和え物、天ぷら、煮物、スープなどに利用されます。

英名は Okra

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            花の直径は10~15cm

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             葉の形もおもしろい




続千載和歌集  雑歌

                永福門院
1007
 始めなくまよひ初(そ)めける長き夜の
 夢をこのたびいかで覚まさん










ホテイアオイ

2007-10-18 | 写真
ホテイアオイ(布袋葵)=【Eichhornia crassipes



ミズアオイ科ホテイアオイ属

生活型:常緑多年草

熱帯アメリカが原産です。
今では世界中に広く帰化しています。
わが国へは明治時代の中頃に渡来しました。
暖地の溝や水田、池などで増えます。
8月から10月ごろ
花茎に穂状花序をつけて
淡い紫色の花を横向きに咲かせます。
上部の花弁に黄色い斑点があります。
花序全体が1日で開花し
翌日には花茎が倒れて水中に沈みます。
名前は
葉柄の基部を布袋(ほてい)さまのお腹に見立てたもの。

英名は Water hyacinth


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続後撰和歌集  雑歌

題しらず
            藤原俊成卿女
1222
 見し人もなきが数そふ露の世に
 あらましかばの秋の夕暮






ジニ係数

2007-10-17 | 社会・経済
過日
こんな記事がありました。

<以下引用>

 【ワシントン斉藤信宏】国際通貨基金(IMF)は9日、最新の世界経済見通しのうち分析部分を公表した。IMFはこの中で「所得の国内格差が過去20年間にわたり、ほとんどの国や地域で拡大してきた」と指摘した。技術進歩と金融のグローバル化が格差拡大の主因と分析し、格差是正に向けて、労働者が世界経済に適応した技能を身につけられるように教育や訓練を強化する改革が必要だとの認識を示した。

IMFは、所得格差を示す代表的な指標「ジニ係数」を使って各国・地域を比較した。その結果、世界的な傾向として、1人当たりの所得が最貧層も含めて増加したが、富裕層の所得はそれを上回るペースで増えていることが明らかになった。

国別では、20年前は日本並みの「平等社会」だった中国が、米国を追い越す勢いで格差を拡大させ、英国や米国でも格差の拡大傾向が見られた。一方、日本国内の格差は世界的に見ると極めて小さいことも明らかになった。

IMFは、グローバル化が進展する中で、貧困層の生活水準は改善されていると分析したうえで、教育改革のほか貧困層への融資拡大や衰退産業から成長産業への労働力移動、貿易自由化の更なる進展などが格差是正に向けて必要だと提言した。各国別の成長率など経済指標に関する予想については、17日に公表する。

毎日新聞 2007年10月10日 10時37分

<引用終わり>

そうですか。
日本では
貧富の格差が拡大していて
政治問題になりつつあるとおもっていましたが・・・・


気になったので
IMFのそのレポートから抜粋したのが
これ↓

<以下引用>

Gini Coefficients in Selected Countries

Gini11


Gini12

<引用終わり>

1980年代が係数0.275
2005年で係数0.310
拡大傾向ではありますが
大きく変わっているわけではありません。
ただ
発展途上国のインド並みというのは
少し気になるところです。

ジニ係数についてはWikipediaによると以下の通り:

<以下引用>

ジニ係数(Gini coefficient または Gini's coefficient)とは、主に社会における所得分配の不平等さを測る指標。ローレンツ曲線をもとに、1936年、イタリアの統計学者コッラド・ジニによって考案された。所得分配の不平等さ以外にも富の偏在性やエネルギー消費における不平等さなどに応用される。

係数の範囲は0から1で、係数の値が0に近いほど格差が少ない状態で、1に近いほど格差が大きい状態であることを意味する。ちなみに、0のときには完全な「平等」―つまり皆同じ所得を得ている状態を示す。

目安として、一般的には0.2~0.3(市場経済(自由経済)においては0.3~0.4。これは市場経済では競争を促すため、格差が生じやすくなる)が通常の値と言われている。なお、0.5を超えると格差が大きく社会の歪みが許容範囲を超えるので、政策などで是正することが必要とされる。


<引用終わり>



引用ばかりで恐縮ですが
どうです
勉強になったかな?
あはは
あはは











サネカズラ

2007-10-17 | 写真
サネカズラ(実葛)=【Kadsura japonica



マツブサ科サネカズラ属

生活型:常緑蔓性低木

わが国の本州、関東地方以西から四国、九州
それに台湾や中国南部に分布しています。
山野の林縁に生え
他の植物に絡みついて伸びます。
卵形の葉は互生し、縁が波打ちます。
雌雄異株で
7月から8月ごろ葉腋にクリーム色の花を下垂して咲かせます。
花の写真は
こちら

実は緑から赤に変わり、この実がきれいです。
果実は咳止めなどの薬用に
また若枝の粘る液からは整髪料が採られていました。
製紙用粘結財や鬢(びん)付け油の原料になります。
別名で「ビナンカズラ(美男葛)」とも呼ばれます。

英名はありません

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         まだ緑色の部分が残る

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後撰和歌集 巻第十一 恋歌三

女のもとにつかはしける
                 三条右大臣
0700
 名にし負はば逢坂山(あふさかやま)のさねかづら
 人に知られでくる由もがな








シュウメイギク

2007-10-16 | 写真
シュウメイギク(秋明菊)=【Anemone hupehensis var. japonica


キンポウゲ科イチリンソウ属

生活型:多年草

中国の湖北省が原産です。
わが国へは古い時代に渡来し
各地に帰化しています。
とくに京都市北部の貴船に多く見られるため
「キブネギク(貴船菊)」の別名もあります。
高さは50~80センチほどになり
9月から11月ごろ
白色やピンク色の花を咲かせます。
花弁のように見えるのは萼片です。

英名は Japanese anemone


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新古今和歌集  恋歌

                藤原定家朝臣
1336
 白妙の袖の別れに露おちて
 身にしむ色の秋風ぞ吹く







国立新美術館:フェルメール

2007-10-15 | アート・文化
2007年10月13日
国立新美術館で
フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展
国立新美術館開館記念の
アムステルダム国立美術館所蔵品展です。

目玉は
本邦初公開の
フェルメール「牛乳を注ぐ女」(Milkmaid)
思っていたより小さな作品でしたが
圧倒的な存在感。
これは
さすがに
すごかった。


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レンブラントの銅版画なんてのもありましたが
他の風俗画ってえのは
面白くなかったです。

ところで
その前日
建築家の黒川紀章さんがお亡くなりになりました。
なので
その遺作となった
国立新美術館の写真を・・・・

ここに来たのは
2回目です。

最初の記事は
こちら

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        秋天にガラス板で構成された曲面が映える

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             こちらが正面玄関です

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           2階通路から右手が喫茶Vogue
      左手上方が3階にあるレストラン・ポール・ボキューズ

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              1階ホール通路部分


黒川紀章先生は
享年73歳
いまどき早世というべきか
ご冥福をお祈りいたします。











フジバカマ

2007-10-15 | 写真
フジバカマ(藤袴)=【Eupatorium fortunei


キク科フジバカマ属

生活型:多年草

生育地:川の土手。
     自生のものは肥えた土の堆積した
     土手などに生える。
分布:本州(関東以西)~九州
花色:淡紅紫色、白色(総苞の色)
    栽培品は色が濃いが自生のものは淡い
    筒状花はほとんど白い。
花のつき方
   :上部で多数に分岐した先につく
花びら:舌状花なし、筒状花5個
花の大きさ:総苞長7~8mm
葉の形:長だ円形、端にするどいぎざぎざがある
     三深裂するが、上部の葉は裂けない
葉のつき方:対生
茎の高さ:1~1.5m
秋の七草のひとつで
日本のものは奈良時代に中国から渡ってきたと考えられています。
自生のものは極端に少なく
絶滅危惧種に指定されています。



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               これは白花

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                葉は対生で三深裂




新古今和歌集 巻第四 秋歌上


蘭をよめる
               公猷法師
339
 ふぢばかまぬしは」たれともしら露の
 こぼれて匂ふ野べの秋風




             


ヘラオオバコ

2007-10-14 | 写真
ヘラオオバコ(箆大葉子)=【Plantago lanceolata



オオバコ科オオバコ属

生活型:一年草

ヨーロッパが原産です。
わが国へは、江戸時代の末期に渡来しました。
今では各地帰化して
草原や道ばたに生えています。
高さは20~70センチになり
葉は細長いへら形で根生します。
6月から7月ごろ
また10月ごろにも
花茎を伸ばして穂状花序をだし
白い小さな花を咲かせます。
下の方から順に咲き上がっていきます。
花のまわりを土星の環のように取り囲んでる
長い雄しべがよく目立ちます。
名前は葉のかたちを箆(へら)に見立てて。

英名は Ribwort plantain


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             雨の日のヘラオオバコ





玉葉和歌集  恋歌

                永福門院
1473
 常よりも涙かきくらす折しもあれ
 草木をみるも雨の夕暮






キンモクセイ

2007-10-13 | 写真
キンモクセイ(金木犀)=【Osmanthus fragrans var. aurantiacus




モクセイ科モクセイ属

生活型:常緑小高木

中国南部の桂林地方が原産です。
江戸時代初期に渡来しました。
広西省桂林市は並木や公園に多数植えられています。
中国語では”桂”は木犀のことを指し
「桂林」という地名も、木犀の木がたくさんあることに由来するそうです。
中国語で「きんもくせい」は「丹桂」といいます。
「丹」というのは黄色味を帯びた赤色を指します。
9月下旬から10月上旬に
葉腋に橙黄色の小さな花をたくさん咲かせ
あたりに甘い香りを漂わせます。
雌雄異株ですが
日本では雄性化してしまうため果実は見られません。

英名は Fragrant olive



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            たつはわがせのかをりなるらむ



玉葉和歌集  秋歌


正治百首歌奉りける中に
                  二条院讃岐
670
 秋の夜はたづぬる宿に人もなし
 たれも月にやあくがれぬらん






国立西洋美術館:ムンク展

2007-10-12 | アート・文化
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          2007年10月7日はいい天気



上野の国立西洋美術館で
ムンク展
Edvard Munch―The decorative Projects

という副題がついてます。

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国立西洋美術館のHPでは
展示の目的がこう説明されています:

<以下引用>

ムンクの作品における「装飾」という問題に光を当て
オスロ市立ムンク美術館などから
代表作108点を一堂に展観します。
本展は
ムンクが試みた装飾プロジェクトに
それぞれ1章をあてて構成され
彼の「装飾画家」としての軌跡を
たどれるものとなっています。

<引用終わり>

昔々の大昔
1960年代に
鎌倉にある
神奈川県立美術館で
ムンク展を観たことがあります。
その時には
例の「叫び」が展示されていました。

Ich fuehlte das Geschrei durch die Natur
(私は自然を通してその叫び声を感じた。)

という有名な文句が書いてあるバージョンでした。
「思春期」もこのとき観たように記憶しています。
團伊玖磨や小林秀雄が来てました。

今回「叫び」の展示は壁面を構成する絵画のひとつとして
複製がかかっていただけでした。

どこかのおじさんが
会場整理のお姐さんに
 「叫び」はないのかいな
と訊いてました。

もともと
ムンクの作風は壁面展示には向いていないと思います。
オスロ大学の作品は例外的にいいできですが
それ以外はさあどうですかねという感じで
やはり
展示品には少し欲求不満が残る内容だったかもね。




03
            おなじみの「マドンナ」銅版画版


その中で
皆さんがご存知という作品はこの「マドンナ」でしょう。
倉敷の大原美術館にあるのと同じ
左下に胎児がいて
周囲の赤い枠を
精子が泳いでいるバージョンです。

これは
包んで貰って帰りたかったです。
まあ
貰って帰っても
リビングルームには掛けられないですけどね
あはは
あはは













秋祭り

2007-10-11 | まち歩き
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          駅前から町内に注連縄とか提灯が
            半月前からぶら下がる

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           おお、秋のお祭りなんですね
            三年に一度だそうです

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           担ぎ手はそろいの衣装
            平均年齢は高いです

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        お囃子はトラックの荷台で先導
         道交法違反だと思うけど
       警備のおまわりさんは了解済み

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       寄付金の集まり具合もいいみたい
          景気回復したのかな?
            あははあはは




メランポジウム

2007-10-10 | 写真
メランポジウム=【Melampodium paludosum




キク科メランポジウム属

生活型:一年草


北アメリカ、メキシコ原産です。
日本に紹介されたのは1990年ごろ。
耐暑性が非常に強く
夏も休むことなく開花し続けます。
5月から10月にかけて
直径2センチほどの黄色い花を株を覆うように咲かせます。

英名は、Gold medallion flower


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山家心中集   雑歌下

無常歌あまたよみ侍りし中に

                   西行法師

 世の中を夢とみるみるはかなくも
 猶おどろかぬ我が心かな