Seasons

花鳥風月を撮りつづけると季節の移り変わりがわかるかも
でも風を撮るのはむつかしいので花鳥虫月だという噂も・・・

国立西洋美術館:ムンク展

2007-10-12 | アート・文化
Dscn3882
          2007年10月7日はいい天気



上野の国立西洋美術館で
ムンク展
Edvard Munch―The decorative Projects

という副題がついてます。

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国立西洋美術館のHPでは
展示の目的がこう説明されています:

<以下引用>

ムンクの作品における「装飾」という問題に光を当て
オスロ市立ムンク美術館などから
代表作108点を一堂に展観します。
本展は
ムンクが試みた装飾プロジェクトに
それぞれ1章をあてて構成され
彼の「装飾画家」としての軌跡を
たどれるものとなっています。

<引用終わり>

昔々の大昔
1960年代に
鎌倉にある
神奈川県立美術館で
ムンク展を観たことがあります。
その時には
例の「叫び」が展示されていました。

Ich fuehlte das Geschrei durch die Natur
(私は自然を通してその叫び声を感じた。)

という有名な文句が書いてあるバージョンでした。
「思春期」もこのとき観たように記憶しています。
團伊玖磨や小林秀雄が来てました。

今回「叫び」の展示は壁面を構成する絵画のひとつとして
複製がかかっていただけでした。

どこかのおじさんが
会場整理のお姐さんに
 「叫び」はないのかいな
と訊いてました。

もともと
ムンクの作風は壁面展示には向いていないと思います。
オスロ大学の作品は例外的にいいできですが
それ以外はさあどうですかねという感じで
やはり
展示品には少し欲求不満が残る内容だったかもね。




03
            おなじみの「マドンナ」銅版画版


その中で
皆さんがご存知という作品はこの「マドンナ」でしょう。
倉敷の大原美術館にあるのと同じ
左下に胎児がいて
周囲の赤い枠を
精子が泳いでいるバージョンです。

これは
包んで貰って帰りたかったです。
まあ
貰って帰っても
リビングルームには掛けられないですけどね
あはは
あはは