20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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双眼鏡

2020年11月11日 | Weblog

                 

 こうなると、もう病気?

 4時半過ぎると、キッチンで、お夕食の支度をしていたのを中断。

 和室のベランダに出ます。

「そろそろ、来る頃だわ」と。

 

 ベランダに立つと、遠くで、じいじい鳴いている、むくどりたちの声が聞こえます。

 でも姿は見えない。

 やっぱり、どこか、止まれる、新しい場所を見つけたようです。

 

 でもそれがどこかわからない。

 夫の部屋に行って、双眼鏡を貸してもらって、みましたが、わかりません。

 

 止まれる場所を見つけたのなら、それはそれでよかったね・・・・。

 いえいえ、とまられたところは、大迷惑です。

 

 ところが、どうも居心地があまり良くなかったようで、昨日は、また、元の木阿弥

 日経新聞の方に、大群が飛んでいきます。

 

 そしてまた逆戻り、そんなことを、何度も何度も繰り返し、いつの間にか、どこかの根城に帰って行きます。

 マンションのどちらかのお宅に、被害も出なそうな動きなので、ま、いいかと。

 

 昨日は、夫が、会社から帰ってきた時間だったので、「あなた、ちょっと見て」と、言ったら、夫がベランダに出ました。

「夏より、さらに大群になってるね」

 指揮をとるムクドリが、何羽か、先頭を行きます。風に乗るように、そのうしろをすごい数の大群が追いかけます。

 指揮鳥は、あっという間に、羽を翻し、逆行します。そうすると大群も逆行。その繰り返し。

 日経新聞の屋上が、よほど好きだったみたいです。

 段になっているし、なんだか1時間ほど休むのに、ちょうどいい場所だったのかもしれません。

 日経新聞は、何か、手を打ったようで、ムクドリたちは、大好きだった屋上に止まれません。

 それなのに・・・・。

 

 彼らの、あまりの学習能力のなさ、アホさ加減に呆れ、「むくちゃん」なんて気分ではなくなり、私の中では、もうムクドリウォッチは、これで終了とします(笑)。

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