赤いチェックのこの本を、私は子どもたちがまだ中・高校生だったころ、どれほど愛用したかわかりません。
いまのようにネットを検索すればお料理のレシピもすぐ出てくるような時代ではなかったので、私はこの本から実にたくさんの、おそうざいふう外国料理の作り方を教わりました。
洋食も中華も、これ一冊でOKでした。
「ストロガノフ」「ひらめのボンファム」「パリーふうとりごはん」「ミラノふう一口カツ」「ポテトスープふらんすふう」「キエフふうチキンフライ」
「花しゅうまい」「五目なべ」「じゃあじゃあめん」などなど。
いま拙blogで、このメニューを覗いてくれている息子や娘も、なつかしさに目をほそめていることでしょう。
さすがに近頃は、こうした洋食はほとんど作らないので、キッチンのクロゼットに眠っていますが。
その本を三越がいま、大々的に宣伝しています。
装幀のデザインが、赤いチェックからグリーンに変わったということがあるからなのかもしれません。
久しぶりにこの本を取り出し、なにか一品、作りたくなりました。
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