20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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寒さ暑さも彼岸まで

2024年03月23日 | Weblog
            

昔から、「寒い寒い。暑い暑い」というと、
祖母たちが
「暑さ、寒さも彼岸まで、という、昔からの言い伝えがある。それを待ちながら、みんな暮らしていたんだよ」
そう言っていました。

その言葉は、子どもの頃から、私の体に染み付いていました。
季節が、ほんとうに、そのとおりになりましたから。

今日は春のお彼岸明けです。
寒さも今日まで?

そう思いながら、今にも降り出しそうな空を見上げています。

近頃は、気候も、昔のように、しみじみと季節の移ろいを味あわせてはくれません。
ですから、「おおよそ」を、目安にしては、秩父の祖父母や両親のことを頭に浮かべます。

きっと寒さは、この土日あたりまで。
来週からは、春の陽気が始まり(菜種梅雨のような、雨かもしれませんが)気温の暖かさが戻ってくるでしょう。

カーブスやお買い物に行く時、91歳のおばあさんに、すれ違います。
「おはようございます」
そう、お声をかけると、
「おはようございます。今日も寒いですね」
おばあさんの方が、一言、気を遣ってくださいます。
だんだん歩くのも大変なようで、立ち止まっては、また歩き出します。

「お先に失礼いたします」
「は〜い、気をつけてくださいね」
振り向くと、おばあさんの笑顔。
今日も、あのおばあさん、お元気だった。そのことに嬉しさを感じて歩いています。

ああして、90歳を過ぎても、歩いてスーパーに通っていた、秩父の母を思い出すからです。
母もこんなふうに、見ず知らずの人で、声を掛け合う人が、いたかもしれません。

さてさて、今日こそ、通信講座の受講生の方のお原稿を仕上げなくては。
合間に、読み落としていた本読みが入ったりしていましたので。
早めにランチから帰って、家に篭ります。

大変さ、楽しさ、大変さ、楽しさ。
サンドイッチのように、その繰り返しで、楽しさの割合で、心の中が、ぽっかり膨らんでいることに、気づきます。

人生って、不思議で、楽しいものです。
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