今日はハロウィンです。
ハロウィンは、ケルト人の行う収穫感謝祭が起源とされています。
15年以上前、夫がアメリカに赴任していたとき、「夕べは、近所の子どもたちが「Trick or treat!」といって、ドアをノックしたけれど、お菓子の用意がなかったので、居留守を使った」などと話していたことがありました。
ハロウィンとは、その程度の存在でしたが、娘夫婦の息子である○くんが幼稚園に入ってからは、「ハロウインの仮装をやった」とか、パンプキンをお絵かきするときは、いつもカボチャのおばけを書く、なんていうエピソードに遭遇しているうちに、私にとってもハロウィンがとても身近に思えるようになりました。
ちなみに、そのハロウィンの起源であるケルト人の、渦巻模様。
その「渦巻」には、反転し捻れながら、無限に連続増殖するかたちが表現されているのだそうです。それはケルト人の時間感覚、宇宙観から来ているとか・・・。
日本でケルト文化の研究者で有名なのが、美術史家の鶴岡真弓さんです。
そのご著書『ケルト/装飾的思考』に影響を受け、私はそのケルト人の渦巻き模様に魅せられ、NYのMoMAでブローチを買ってしまいました。〔上の写真)
同じくケルトで忘れてならないのが、Enya。
ケルト音楽を下敷きに、アイルランドで生まれたのがEnyaの音楽世界です。
Enyaのメロディーと歌声に癒されるファンは、日本にもとても多いです。
ハロウィンの日にケルト文化を思い起こし、Enyaの『Hope Has A Place』でも聴いてみる・・。
子どもたちがハロウィンの仮装に興じている中、これぞ大人たちのハロウィンの過ごし方かも知れません。
個展開催中のお忙しいところ、コメントを下さいましてありがとうございます。
『街道を行く』でアイルランド編というのがあったのですか。
ほんとうにアイルランドの歴史を思うと、いろいろな物語がありそうな気がしますね。
「妖精が横断中」・・・。いかにもアイルランドですね(笑)
個展に毎日3時間もかけて通勤中ですか。
「中世小説集」、私は読んだことがありませんが、中世というのはほんとうに魅力的な時代ですね。
私はもっぱら網野善彦の影響ですが・・・。
縄文の十字架とケルトの十字架。唐草模様・・。すべてが人びとの祈りの気持ち、また自然への畏敬の気持ちからスタートしているのでしょうね。
明日からは冷え込むそうです。お風邪にお気をつけて、個展どうぞがんばってください☆
かつて、司馬遼太郎の「街道を行く」アイルランド編を読んで、
すっかりケルト文明に魅せられてしまいました。
だって、アイルランドの街角には、21世紀の今でも
「妖精が横断中、走行注意」なんていう道路標識が、
マジにあるってんだから・・・最高(笑)
片道3時間の通勤読書で、「中世小説集」(梅原猛)再読しています。
そこにも、ケルト文明の香りがプンプン。
何だかすべての文明が、
僕の頭の中で渦巻きながら合体してゆくようです。
酔っ払ってはいません(笑)