20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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サリンジャーはやっぱり・・・。

2024年08月20日 | Weblog
            

            


大正生まれで、もうとっくにお亡くなりになっている、翻訳家、野崎孝の「サリンジャー」が、本屋さんに並んでいました。

私の時代、サリンジャーといえば、野崎孝。
彼の都会的センスあふれた翻訳に、ドキドキしたものです。
ハードーカバーのサリンジャー。白水社刊、
すすぼけてしまった「ライ麦畑・・・」が、今でも、書棚に鎮座しています。

2003年に、同じく白水社から、村上春樹の新訳『キャッチャー・イン・ザ・ライ』が出版されました。
もちろん買いました。

サリンジャーの文体の雰囲気といえば、春樹。
出版社もいいところに目をつけました。

ところがところが、数ページ、読んだだけて、積んでおく状態に。

やっぱり野崎孝の翻訳がいい。

世間にはそう思う人が多いようで、先日、白水社が、二人の訳の「ライ麦畑でつかまえて」の、新装版を平積みで置いてありました。
嬉しくなって、思わず写真を写してしまいました。
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