20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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秋の公開研究会 -物語の力- 

2010年10月27日 | Weblog
  
 今朝の毎日新聞の「本はともだち」のコーナーに、ご無理をお願いして宣伝告知を載せていただきました。
 記者のKさん、ありがとうございました。
(写真は中野サンプラザのサイトからお借りしました)
 
 このたび日本児童文学者協会は、秋の公開研究会を行うことになりました。
 こんなに大きな研究会を開催するのは久しぶりです。
 公開研究会担当委員の方のお話ですと、すでにかなりの数の参加申し込みがあるそうです。定員150名の締め切りに逼迫している申し込みだとか。 
 ご興味を持たれた方は、ぜひ早めにお申し込み下さい。
 研究会が終わったあとは、参加者交流会も用意されています。どなたでもご参加できます。
 ぜひこちらもお申し込み下さい。

 秋の公開研究会 -物語の力- 
 
 日本児童文学者協会では、昨年度まで5月の総会の翌日に、シンポジウム形式の総会付設研究会を開催してきましたが、今年度からこれを秋に移し、より広がりのある内容で、多くの方たちにご参加いただけるよう、「公開研究会」として開催することになりました。
 
 第一回目の今回は、全体テーマを〈物語の力〉とし、いま児童文学が子どもたちにどのようなメッセージを発信できるのかを、さまざまな角度から学び、論じ合いたいと思います。
 子どもの本の今に関心をお持ちの、たくさんの方々のご参加をお待ちします。
●日 時  2010年11月13日(土)午前10時半~午後4時半
●会 場 中野サンプラザ(中野駅北口2分)
●プログラム
〈全体会〉10時開場、10時半~12時
 講演  三木 卓「わたしが子どもに向けて書いてきたこと(仮)」
 * 昨年、自身の満州での戦時下体験を題材にしたファンタジー『ほろびた国の旅』が復刊され、話題となった氏は、詩人、作家としての活動と合わせて、同作や 『真夏の旗』『ぽたぽた』などの創作、絵本翻訳などで、児童文学の世界でも活躍してこられました。氏が子どもの本へ注いでこられた思いを語っていただきま す。
 
<分科会>午後1時~4時半
A分科会「子どもの本の歴史もの、時代ものについて考える」
 ☆報告者 岩崎京子・時海結以・中川なをみ
 * 「歴史もの」は敬遠されがちという出版情況の中で、岩崎京子さんは昨年東海道シリーズの集大成ともいうべき『建具職人の千太郎』を出版され、話題となりま した。中川なをみさんは『水底の棺』で03年度協会賞、昨年も南宋を舞台にした『龍の腹』を出版されています。また、時海結衣さんは時代物シリーズの書き 下ろし文庫などで活躍されています。それぞれの創作体験をうかがいながら、歴史もの、時代ものの可能性を探ります。
B分科会「09年話題作について話し合う」
 ★報告者 奥山 恵・皿海達哉・村山早紀
 *今年度の協会賞受賞作『風の陰陽師』(三田村信行・作)『園芸少年』(魚住直子・作)の2作をテキストに、参加者も含めて今求められる児童文学のありようを論じ合います。
 ●参加費 1,000円
 ●申し込み方法 電話、FAX、Eメールにて、名前、住所、TEL、分科会AかBをお知らせください。折り返し受講証お送りします。参加費は当日受付にてお支払いください。
 ■主催 (社)日本児童文学者協会
(本事業は、子ども夢基金の助成を受けています。)
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2 コメント

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お世話になります (モンブラン)
2010-10-27 16:17:01
毎日新聞に30日に載ると聞いていたのですが、今朝、載ったのですね。丁寧なお仕事でお噂のKさんがしてくださったのでしたか。

公開研、月曜日に下見にいきました。サンプラザは、絨毯にシャンデリアでかなり豪華。交流会の会場は夜景がきれいそうです。だから、ドレスアップされてきてもだいじょうぶですよ。
館内は飲食禁止というのが、ちょっと困りものですが。
いい研究会になればいいと思って準備しています。このブログを見たかたも、来ていただきたいです。
返信する
Unknown (加藤純子)
2010-10-27 17:05:36
モンブランさん

ご苦労様です。
「丁寧なお仕事でお噂のTさん」が27日とお知らせ下さって、児文協にもご連絡を
入れて下さいました。
本日の毎日新聞、「本はともだち」の「14ひきシリーズ」のいわむらかずおさんのインタビューと、読書感想画の記事のそばに出ています。すべてKさんのお書きになった記事で一面を飾ってあります。新聞もぜひご覧になってください。

私は、モンブランさんが司会をおやりになるB分科会に応援に伺いますね。

下見にいらしたり、司会の準備をなさったり、大変ですね。
でもテキストとして提示された今年度の協会賞2作は、とてもおもしろいので、どんな議論になるのかとっても楽しみです。
ドレスアップね・・・。そうでなくても「T・P・Oを知らない」なんて編集者や画家の友人たちにかまわれるので、T・P・Oを守った格好で伺います。
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