秋の初めに、目の下あたりの小皺が気になりだしました。
気になると、処置しないと気のすまない私は、いきつけのお化粧品のお店で、肌具合のチェックをしてもらったり、対処法を教えてもらったりしていました。
あるとき、飲み会の帰りにそんな話を、作家であり薬膳の専門家であるMさんと、K社の若くてきれいな編集者のHさんに打ち明けました。
「夏のあいだじゅう、毎晩、エアコンのドライをかけっぱなしで寝ていたのが、いけなかったのかしら」と。
すると、ドライというのは、冷房より冷えすぎたり、むしろあまりよくないというお話をそのとき伺いました。
どうやら小皺は、そのエアコンのドライのせいみたいです。
お肌には乾燥は大敵。潤いが大切です。
それなのに・・・。
先日、化粧水でパックをしていて、はたと気づきました。
そういえば今年は、まだ加湿器を出してなかったことを。
あわてて仕事場に簡易なペットボトル加湿器を、寝室にも加湿器を出しました。
そのとき、とつぜん、いい考えが浮かびました。
寝室に置いてあったそれを、チビちゃんたちが来た時用にリビングに移動させ、寝室には簡易なアロマオイルが入れられるリーズナブルな加湿器を買おうと。
それを、私の寝ている顔のそばに置けばいいのです。
そうすれば寝ているときも蒸気で肌や髪が潤い、おまけにアロマの香りでリラックスしながら眠れます。
一石二鳥です。
思い立ったが吉日。さっそく希望条件を満たすべく加湿器を探しに、近所のイオンに飛んでいきました。
寄る年波には勝てませんが、この冬は、夏の出来事を反省に、せめてそんなささやかな抵抗を・・・。
それにしてもベッドルームに買ってきた、きわめてシンプルでチープな加湿器。音もせず、もくもくと蒸気を出してくれます。
そばに入れたアロマの香りもとてもいいです。
もう、それだけでとってもしあわせな気持ちがしています。
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