『海馬亭通信』(村山早紀・ポプラ社文庫ピュアフル)
1冊目は、シリーズ累計20万部を突破したという、人気の『コンビニたそがれ堂』(ポプラ社文庫)の作者、村山早紀さんの新刊です。
このお話は、1994年理論社より刊行された『やまんば娘、街へゆく~由布の海馬亭通信』を改題し、加筆・訂正した作品と、あらたな書き下ろしの中編『十七年後 眠れる街のオルゴール<前編>』を併せて文庫本として一冊に収録したものです。
山の神さまである「母さん」と,人間の「父さん」のあいだに生まれた「由布」
その父さんが10年前のある日、「ちょっと行ってくる」と山を下りて行って、それ以来帰ってきません。
由布は父さんを探そうと、山を下り、風早の街へ行きます。
そこで出会ったさまざまな人間たち。
由布は人間の街でなにを感じ、そしてなにより、肝心の父さんは見つかるのでしょうか?
この作品は、山に残っている姉へ宛てた、由布からの4編の手紙形式になっています。
村山早紀さんの筆が、山の暮らしを、そして風早の街の風景を、人間模様をメルヘンとしての醍醐味溢れる文章で描いています。
その心地よさに身をゆだねながら、ぜひ読んでほしい一冊です。
次は吉田純子さんの、文庫シリーズ第二巻です。
『学校にはナイショ♂ 逆転美少女・花緒 パーティーの主役!?』(吉田純子・ポプラカラフル文庫)
『学校にはナイショ♂ 逆転美少女・花緒 ミラクル転校生』の第二弾は、セレブ名門私立男子校の人気の男子3人をめぐる、華桜女学園の女王さまの「摩莉亜」と彼女を取り巻く2人の少女と、このお話の主人公歌舞伎の名門の御曹司で、女形修行のために女子校に入らされた「花緒」たち少女3人組のお話です。
実は男子である、「花緒」の破天荒な行動力がおもしろいです。
このお話は、勧善懲悪をはっきりさせたエンターテイメントの学園ラブコメです。
真夜中の「幽霊」の招待は?
また、名門男子校にダンスパーティに招待されるのはだれか。
おいしそうなお料理の名前はてんこもり。
そういったことを、上手におもしろく、ストーリーに絡ませています。
印象的だったのは、歌舞伎の稽古場での「花緒」の舞台のシーン。
こういう一見コアなシーンからキャラを際立たせる・・・。おもしろい試みです。
皆さま、この2冊、ぜひお読みになってください。
まだまだ未熟ではありますが、頑張って書いていこうと思っております。
今、3巻目、執筆中です。少しでも成長できますように、精進いたします。
本当に、ありがとうございます!
facebookで、北村夕香さんとふたりで歌舞伎を捉える、吉田純子のチャレンジーとしてのアグレッシブさについて、語っています。
「ゆかちゃんのbookreview」をお読みになってくださいい。
ありがとうございます!
facebook、いいですね!!!
やり方わからず、機械オンチで困ります・・・。
今度、機械オンチでない人に教わってみようと思います。
本当に、ありがとうございます!!!
facebook私も初心者でまったくわからず、
facebookのお友だちの皆さんに教えていただきながら、どうにかやっています。
夕香さんが、あんな面白いblogをやっていらっしゃるなんて、今日はじめて知りました。