20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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エバーライト

2018年04月01日 | Weblog

        

 今日から4月。

 四月朔日(わたぬき)です。

 写真は、エバーライトのお花です。

 

 そして、4月1日は、私にとっては、なんといってもエイプリフールです。

 子どもの頃、朝、起きていくと、茶の間に座って、新聞を読んでいた父に、エイプリルフールで騙されました。

 前日から、ネタを仕込んでいたのか、あるいは、朝、新聞を読みながら考えたのか、いつも手の混んだ嘘でした。

 この歳になっても、4月1日になると、父のエイプリルフールを思い出すというのは、よほどのことです。

 

 先日も、銀座でお会いした友人から、「たまには、秩父に、お墓参りに行ってるの?」と、聞かれましたが、しばらくお墓参りにも行っておりません。

 その友人の一人のお母さまは、すでに100歳近いご高齢だそうです。

 でも京都の彼女のご実家で、今も一人暮らしだそうです。

「足腰が、しっかりしてて、頭がシャキッとしてるから、できるのよ」と、友人は笑っていました。

 

 私も、東京の、加藤の家のお墓や、お仏壇はきちんとお守りしているのに・・・。

 仕事部屋の書棚の上に置いてある、両親の写真に、いつも手を合わせています。

 と、夫に話したら、「今年は、お墓参りに行こうか」と。

 レッドアローに乗れば、すぐなのに、いつの間にか、足が遠のいています。

 

 そういえば、秩父に住んでいる、仲良しの従姉妹とも、日々の忙しさに終われ、もう2年くらい連絡を取り合っていません。

 母の介護の時は、年中、彼女の車の助手席に乗って、一緒に母が入院していた病院に行ってもらったり、一緒にランチをしたりしていたのに・・・。

 母が亡くなる前日も、従姉妹と一緒に母と、実家でおしゃべりをしたことを思い出します。

 冷たくなった、骨と皮だけのような手で、しっかり私の手を握りしめ、

「立派な人になってね」と(笑)。

 立派が、なんなのかわかりませんが、私の母も最後までボケず、しっかりした頭でおしゃべりしていました。

 

 M子ちゃん、みなさん、いろいろ不義理をしていて、ごめんなさい。

 そんなことを想う、4月1日、エイプリルフールの朝です。

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