先日もご紹介した作家・飯田朋子さんのデビュー二作目です。
デビュー作の『だんご鳥』で「障害は個性だ」と書いた飯田さんは、今回の『シャトルバスにのって』で、さらにその個性をきらきら輝かせ、本からはみ出してしまうくらい、きらきら、どきどき、わくわく、描き出しています。
本を閉じてもなお、胸のこのへんで、子どもたちが飛び跳ねています。
自分の貧弱な文章でどう書いたらいいか、言葉が見つかりません。
どんなことを書いても、このぴちぴち、きらきら、生き抜いている子どもたちのパワーは、伝えきれないような気がします。
障害をもっている姉の「るきちゃん」も、その妹の「咲記ちゃん」も、オーストラリア人のお母さんと日本人のお父さんのハーフの「カオリちゃん」も、マザコンの「真奈ちゃんも」、家出中の「恵子ちゃん」も、「たこ焼き屋のおじさん」も、迷子の「たっちゃん」も、みんなみんな、泣きたいくらいカッコいいです。
飯田朋子という作家は、いったい何者なのでしょうか。思わずそんなことを思ってしまうくらい、子どもたちがすぐ目の前で、息をしていて、怒っていて、笑っていて、泣いている姿を鮮やかに描きだしています。見事なくらいに。
ピクニックに出かけるだけの、たったそれだけの物語だというのに、子どもたちをこんなにも豊かに生き生きと描ききるなんて!
風や川の水の冷たさや、子どもたちの歓声が、まだ耳もとに残っています。
それもなんの気負いもなく、あたたかな目線でひょいと身軽に掴み取っているのです。
いやはや、すごいです。
皆さん、とにかく、お読みになってみてください。
デビュー作の『だんご鳥』で「障害は個性だ」と書いた飯田さんは、今回の『シャトルバスにのって』で、さらにその個性をきらきら輝かせ、本からはみ出してしまうくらい、きらきら、どきどき、わくわく、描き出しています。
本を閉じてもなお、胸のこのへんで、子どもたちが飛び跳ねています。
自分の貧弱な文章でどう書いたらいいか、言葉が見つかりません。
どんなことを書いても、このぴちぴち、きらきら、生き抜いている子どもたちのパワーは、伝えきれないような気がします。
障害をもっている姉の「るきちゃん」も、その妹の「咲記ちゃん」も、オーストラリア人のお母さんと日本人のお父さんのハーフの「カオリちゃん」も、マザコンの「真奈ちゃんも」、家出中の「恵子ちゃん」も、「たこ焼き屋のおじさん」も、迷子の「たっちゃん」も、みんなみんな、泣きたいくらいカッコいいです。
飯田朋子という作家は、いったい何者なのでしょうか。思わずそんなことを思ってしまうくらい、子どもたちがすぐ目の前で、息をしていて、怒っていて、笑っていて、泣いている姿を鮮やかに描きだしています。見事なくらいに。
ピクニックに出かけるだけの、たったそれだけの物語だというのに、子どもたちをこんなにも豊かに生き生きと描ききるなんて!
風や川の水の冷たさや、子どもたちの歓声が、まだ耳もとに残っています。
それもなんの気負いもなく、あたたかな目線でひょいと身軽に掴み取っているのです。
いやはや、すごいです。
皆さん、とにかく、お読みになってみてください。