今朝は今冬一番の冷え込みである。こんな日は一分一秒でも布団に長く潜っていたいというのは多くのサラリーマンだろう。子供の頃はそうであった。毎日が遠足ならどんなに気持ちよく朝起きられるだろうと思っていた。勤め出してからはもう少し長く寝ていたいと思う日は1日もなかった。毎晩寝る前に明日やらなければならないこと、やりたいことを考える習慣があった。いいアイデアが浮かんだ時などは遠足前の気分と同じ、早く会社に行ってやってみたいと逸る気持ちを抑えられなかった。思えば義務感と楽しみで過せた幸せなサラリーマンだった。
万博経費がどんどん膨らみその内経済効果を主張(2~3兆円)する輩は越えられたらどうしようと心配しているのではないだろうか。その心配は不要である。経費は何処かに使われるお金であり金の流れを表す経済効果に含まれるから効果も見合い分増える。奇策がある。USJと万博会場は5kmくらいしか離れていない。USJの入場券と万博入場券をセット販売する。シャトルバスも繋ぐ。折角遠い大阪まで出掛けて万博だけというのは勿体ない。勿論このプレミア券は割安にする。相乗効果はあると思う。ラーメンにチャーハンがセットされるようなものである。
今朝はどうか。トーストとコーヒーで始まるルーティンで大半を占める1日は楽しみというより崩したら面倒と思って起きる。それより小便が急くのが現実だが。ブログでいつも偉そうなことを書いているので本人はきっときちんとした生活を送っていると思われるかも知れない。意外とそうではなく失敗も多い。釣り道具を入れるカバンのサイドのファスナーが壊れてしまった。スライダーの部分はプラスティックだが引き手は金具である。海辺に持って行くので錆びたかも知れない。開け閉めが二進も三進も行かなくなって一念発起、自分で交換しようと思った。小学5年生のとき家庭科は結構成績が良く、手先の器用さは些か自慢であった。ファスナー周辺を丁寧に切り取り新しいファスナーを縫い付けようとした。ところが針に糸が通らない。老眼である。100円ショップで買った度数の高い老眼鏡で何とか通った。いざ縫い付けようとしたら長さがうまく合わない。ファスナーの上耳と下耳は少し浮いてしまった。見た目はブサイクだが海辺で誰が見る訳でもなし開け閉めはできるようになった。ここまでで半日かかった。これでOKと上部のメインのファスナーを閉めようとしたら同じように引き手が千切れてしまった。もう諦めた。もう一度同じ作業を繰り返す根性はない。貴重な残り人生の半日を全く無駄な時間で費やしてしまった。それにしても指先の不器用化は度が進んでいる。財布の小銭を掴み出すときもまともにできたことがない。箸でおかずを摘むときも時々落とす。コンビニで弁当を買った時箸かスプーンかと聞かれると迷わずスプーンという。カップラーメンの時はフォークでと言う。その内レジの兄ちゃんに「欧米か!」と言われるかも知れない。今日はルーティンの1日になりそうだ。