太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

老けて行くということ

2019-09-18 09:15:26 | 日記

きっと君は泣いていただろう

久し振りに会った君は少しオジサンになっていたが微かな笑顔で久し振りです、と言う

ああ20年以上経ったからね

元気そうで何よりですと君は言う

髪は薄くなるし殆ど白髪だ。手や顔には老人性のシミが目立つようになってきたよ

でも元気そうでなによりです、とまた言う。

本社から、人事はローテーションが必要だ。本人の為にもと半ば強引に説得され子会社に君を送ったのは本意ではなかった。地方での生活、慣れない仕事で苦労したろう。

何も苦労なんかありませんよ、多少人間の幅が広がってこれも転勤のお蔭だと思ってます

そう言ってくれると気が休まるが、君には厳しくもしたが、もう少し傍で仕事を助けて欲しかった

今思えば一緒にいたのは面白い時代でしたよ。

やせ我慢だけが取柄の江戸っ子で口下手だった君が、顔は笑って心で泣いているのは良く分った。久し振りの再会でこんなに感動してくれるようなことは何もしてあげなかったのに。偶然元部下の結婚式で出会った君に、積る話もあったのだが二言三言で終わってしまった。次に会ったときはきっとこちらが泣くだろう。