太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

きつい癖になる

2019-09-07 10:02:08 | 日記

昨日は少し暑かったが天気が良かったので釣りに出掛けた。そろそろ大型ハゼ(20cmオーバー)の季節である。何時もの場所に行く前に新堤に寄った。駐車場所から離れているので行ったことが無い場所である。砂浜を歩いて辿り着くと何人かが竿を出していた。釣れている様子はない。海に突き出た堤防の先まで歩いて戻って来ると中年のオジサンが納竿のところである。クロダイ狙いと思うが殆ど砂浜に近いところでやっていたようだ。こんな所にクロダイが居るのかと思ったら海に投げていたストリンガー(紐の先にフックが付いておりフックに魚を掛けて生かしたまま保持できる。)を引き上げているのを見てビックリした。50cmはある大型が1尾、40cmクラスが1尾、30cmくらいが2尾ストリンガーに架かっていた。特に50cmぐらいの大物はTV番組でも見たことがない。何時ごろから釣っていたのですかと聞くと6時くらいからと言うから約4時間である。餌は蟹とのこと。道具立てはこちらとあまり変わらないのにこちらは今夏ゼロである。特に潮が上げて来る時が良いよとのこと。通りがかりの人は写真を撮らせてと言っていた。新堤の根本、直ぐ傍はサーファーだらけの遠浅の海岸、こんな所に居るなら今度挑戦してみようという気になった。

その後ハゼ釣りに行ったが大きなクロダイが頭から離れず、羨ましいやら悔しいやら複雑な心境だ。丁度、隣の人が宝くじに当たったようなものか。ハゼを釣りながら如何にもこちらは小物狙いの人生そのものに思えてしょうがなかった。あの人は強烈な引きと格闘しながら、一生その感覚は頭から離れないであろう。そして釣果を四六時中思い出し、殆どの予定はキャンセルして毎日通いたいと思うだろう。宝くじだって当たったら猛烈にあらゆる種類を買うことになるだろう。大間のマグロもギャンブル依存症も似たようなものだろう。一度の幸運に賭ける。ただ同じことを繰り返していては2度目の幸運は難しい。何故あの時のようにと思えば自然と知恵と工夫が生まれる。人生須らくそうであろう。古い「海釣り仕掛け集」をもう一度読み返してみよう。ただ一点、あのオジサンと違うところはモットしなやかで長い竿に設備投資が必要ということである。知恵と工夫にも限界はある。

今日は9月から始まる市民講座の日である。タイトルは「シニア海外留学の勧め」で石を投げたら当たる早稲田卒で元NHKのアナウンサーが講師、夫婦でイタリアに語学留学した話のようである。再び小者人生の悲哀を感じることになるだろうが。