太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

敢えて行こうとは思わない

2019-09-05 07:10:00 | 日記

仕事で行かざるを得ない国もあったが敢えて海外旅行で行こうと思わない国がある。韓国、ベトナム、カンボディアである。共通しているのは自身が生きた時代に戦争があった国である。現在の発展を目の当たりにして快適な旅が出来るかというとそうでもない気がしている。やはり発展に至る歴史を思い出さずには居られない。要は単純に楽しめない気がするのである。これらの国々の戦後発展は遠くから見守るべきだと思っている。勿論観光や現地の今の文化に触れることは国民の相互理解にも繋がり、何某かの観光収入にも貢献できるから悪い事ではない。しかし個人的には悲惨な戦争による被害者が眠る大地の上で飲めや歌えや名所旧跡を巡ることなど出来そうもない。特にカンボディアは映画キリング・フィールドの印象が強くアンコールワットも見てみたいが行く決断はできない。

生きて来た時代の戦争以外では第二次大戦だろうが、あまり抵抗はない。不謹慎であるが激戦地であった南太平洋を仕事で訪ねた時は朽ち果てた戦車の残骸を見つけた時何やら感激もした。傍で記念写真をと思って近づいたらブルドーザーのメーカー名がキャタピラの上にあり残念な思いをしたことがある。開発のために入った建設機械が放置されたものだった。中国では思いは三国志の時代まで跳んでしまったり紫禁城はラストエンペラーしか思い出せなかった。自分が生きた来た時代は今なお歴史のページに貼りつけができない。ヨーロッパやアメリカ本土は抵抗がなかろうと思うが今度は仕事を思い出してしまう。残るはアフリカと南米だがこちらは遠すぎて旅費が捻出できない。結局海旅行は行くところが無い。

それなら宇宙かと言えば今度は宇宙軍の創設流行りで日本も結構な予算を割くようだ。宇宙戦争である。生きている間に行ける場所はどんどん狭まってくる。こうなったら魂となって56億7千万年後に現れる弥勒に会いに行くしかないか。時間旅行、タイムマシン。人類の歴史など誤差範囲の時間である。