太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

サイネージ画面

2019-03-29 09:38:57 | 仕事に関すること

業界団体のホームページを覗いて少々呆れた。「2019年以降の買取期間満了周知用サイネージ画面が公開されました(資源エネルギー庁)」とある。2019年から発生するFITによる買取期間終了後の扱いについてお知らせする大事な掲示である。サイネージとは英語でDigital Signageで電子看板の総称であるが果たして一般に通用するかどうかである。2019年に買取が終了するのは一般家庭に設置された住宅用太陽電池である。パソコンをメールや検索に使っている人は多いと思うが、ホームページを覗いて果たしてサイネージ画面に飛びつく人がどれほど居るだろうか。大事なお知らせである。それだけに周知が求められるが、周知すべき対象をどのような人を想定しているのか。団体が付けたタイトルか資源エネルギー庁発かは知らないが適切な表現ではない。

サイネージ画面に入ると懇切丁寧な説明で素人にも分かり易いが残念な見出しタイトルである。自分たちの常識は世間の常識と勘違いすることはよくある。例えば太陽電池の事故で、ホットスポットによる局部加熱が原因で・・・・で始ったらどれ程の人が理解するであろう。誰に伝えたいか、理解されるのはどうすれば良いのかを考えることはシンポジウムなどでも同じことが言える。呟きシロートとならいざ知らずその道のプロであるだけに勿体ない。絢爛豪華な袈裟を着て恭しくお経を唱える僧侶にも似る。一時期般若心経に興味があり解説本を読んだことがあるが初めて内容の素晴らしさに気付いた。キリスト教が分かり易い言葉でお祈りをするのと大違いである。それぞれ理由はあるのだろうが誰に向かって言っているのかは大事である。

NHKのラジオ講座で単純なことを恐ろしく難しい表現で喋っている講師が間間居る。一体この人は日常生活でどんな言葉で喋っているのだろうかと心配になる。哲学書にも似たところがある。こういう表現でしか伝えられないのかと思うと限界を感じてしまう。5月から市民大学講座で様々な分野の先生方の講義を聴くことになる。是非とも質問の時間をたっぷりとって欲しいと思っている。第1回の講師は日本原子力学会のフェローの方で「オイルピークと次世代エネルギー」というタイトルである。質問するぞ。いや目立たないように大人しくしていよう。

 


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