太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

何故推奨しない夜間作業

2020-09-03 07:23:53 | 仕事に関すること
 菅さんが総裁選出馬の記者会見を開いた。基本安倍政権の継承だが官房長官としての記者会見と変わらないと思った人は多いだろう。決して雄弁の方ではない。ましてやいきなり元気溌剌、日本の理想的未来を大風呂敷を広げて喋り出したらその方が違和感が出る。出来ることから一つずつという実務家らしいといえばらしい。政治家は言葉だと言う人も居れば巧言令色鮮し仁という故事もある。そう簡単に評価などできるものではないが、ここは政府の好きな言葉で、注意して見守って行くことだろう。それより面白いのはあまりに多くの派閥が菅支持を打ち出してポストの数が足りず派閥間の争いに成りかねないというニュースがあった。自作の迷言で、団塊の世代のサラリーマンを称して「ポスト無き人材の世代」と詠んだ。無理してポストを作ったら次の世代は「人材無きポストの時代」になってしまった。派閥抗争は合作で「ポストも人材もなき集団」は言い過ぎだろうか。あの大臣は凄いとか流石三役という人はあまり記憶になくこの格言もさもありなんである。英語の諺で、A friend in need is a friend indeed.というのがある。まさかのときの友こそ真の友と言う意味である。とても真の友が菅さんの指に止まったとも思えない。蜜に群がる蟻のようで何とも哀れである。一つくらい今回は自主投票でという派閥が出て来てもよさそうに思うのだが。
 太陽光発電協会が台風シーズンをひかえて水害によって浸水したアレイの感電の危険性について実験結果を含めて対処方法を公表している。詳細で良いと思うが一つきになるのはモジュールの解列・撤去について何故夜間作業を推奨していないのかである。遮光シートで被うとかあるが夜間作業の方がより安全である。昼間は規制線を張って近づくことを禁止し、夜を待ってヘッドライトで作業をする。ヘッドライトで作業は出来るが発電をするほどの光の強さはない。場合によって工事ライトでクレーン作業も可能と思う。夜は発電しないという最大の欠点を最大限生かすべきである。人間が帯電する静電気は3000~1万ボルトと言われている。ドアノブで放電しチクット痛むのはこのせいだが流れる電流は1ミリアンペア程度だから痛みで終わる。20ミリアンペア程度で筋肉に支障、動けなくなる、50ミリアンでは呼吸困難、場合によっては死、100ミリアンも流れるとほゞ死亡と言われてる。要は電圧でなく電流が問題で太陽電池の出力(パワー)が問題だが夜間にパワーはゼロ、ナイターの野球場の内野では3000ルックス、外野で1500ルックスくらいの明るさだ。屋外晴天時が10万ルックスくらいだから人工照明は驚くほど小さいことが分かる。リビングは200ルックスくらいだから夜間作業のヘッドライトはこの程度で可能な筈だ。しかも均一に広範囲を照らすわけではないから高電圧もあり得ない。改定版があれば追記すればと思う。


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