太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

ネグレクトが凄まじい

2020-09-07 08:07:13 | 社会観察
政治の世界では当たり前のことのようだが辞任表明してからは安倍さんの無視のされ方は極端である。次の総理が決まるまでは現役の総理なのに、顔色もあまり冴えないが心中察して余りある。英語でいうlame duck がピッタリ当てはまる。このままではキングメーカーにはなれないのではと思う。また一度表舞台から去った人の復活は相当難しい。小沢一郎さんが最も良い例だろう。党の幹事長時代は辣腕を奮い、二階さんも菅さんも足下にも及ばない存在だったが今や78歳という高齢もあるがまともな事を言っても何とかの遠吠えでやはりネグレクトされる。政治の世界は厳しい。男石破よ何処へ行く。砂丘に埋もれる年でもないだろう。今何をやるかで残りの政治生命が決まってしまうような気がする。余談だがモンゴルの大草原を横切って地方に行くとき、不思議な事に一部に灌木の生えた小さな砂丘があった。何時もここで昼食の弁当を食べる。リトルゴビと勝手に名付けていた。今は釣り場に向かう砂浜を一人歩くとき、小さな草を踏みながらリトルゴビを思い出している。
 勿論厳しいのは政治の世界だけでなく民間企業でも一度✖の烙印を押されると復活は容易ではない。経験した例では実力主義(噂)と言われた会社ではあったがA~Eの5段階評価があり一度Eでも取ろうものなら2年連続D以上の評価でやっとDへ戻る。AからEへは突然落ちる、飛び落ちはあっても飛び級はないのだ。一度上司に睨まれて最低評価となった場合、たとえそれが間違いで恣意的なものであったとしても元の位置に戻るには何年もかかる。また人事評価はグループの大小に関わらず評価はまとめて正規分布にしなければならない。合算すると全体も正規分布になり人件費の予定が立つからだ。全員Aだけのグループなど無い、逆にグループ全員がEもないのだが。勿論査定される側の殆どはこのルールは知らない。飛び落ちも飛び級もある半沢の例はまずあり得ない。あり得ないからドラマになる。時々会長が現役の社長に復活することはあるが飛ばされた社長の復帰は稀有である。報復人事を許されないからとも言われている。あくまで企業は秩序を重んじる。派閥内でもこの秩序を重んじるであろうが派閥間では時に混乱する。それが政治を飽きさせない源泉にもなる。幸い台風10号は大きな被害も無く過ぎ去りそうである。今回は気象庁が事前に特別警報を出す可能性を公表し避難を促したのも効果があったかも知れない。自然災害による人的被害の多くは油断による。警報の有無で被害の大小を比較することは出来ないが空振りを容認する世論は醸成されているように思う。警報が発せられないのが政治の世界である。あり得ないことが起こるからドラマになる。


コメントを投稿