太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

追い込みの時

2022-08-26 07:26:02 | 日記
 夏休みも余すところ1週間弱。子供にとっては宿題を猛烈に追い込む時だ。今はどうか知らないが昔は結構宿題があった。こんなに沢山宿題を出しておいて先生は何してるんだろうなどと筋違いの恨み節もあった。それが子供のためだと分かったのは大人になってからである。中でも厄介だったのは読書感想文が宿題だった時のこと。何でも良いから1冊読んで感想文を書かなければならない。毎日少しづつ宿題はこなして行けばどうって事ないのだが子供に計画性などない。特に読書となると一気に読まないとストーリーが頭に入らない。その一気が休みの最終週になるのは仕方のないところである。何とか苦労して1冊読んだが感想文というよりあらすじを書いただけだったような気がする。まるで本の紹介文だ。ラジオを聴いていたらリスナーの面白い投稿があった。子供の頃星新一のショートショートの読書感想文を書いたとのこと。その手があったかと今頃悔やまれた。
 もしあの頃に戻るなら読まなくても知っている浦島太郎にする。亀の気持ちを深堀すればちょっとした感想文にはなるだろう。覗いてはいけないという鶴の部屋を覗いたら家財道具が一切無くなっていた。鶴だと思っていたらサギだったという笑い話も面白い。柿の種だと思って植えたら巨大な豆の木になったという和洋折衷はどうだ、感想より創作になってしまうか。
 もう子供ではないのだがもう一度夏目漱石の「こころ」を読もうとしている。先日古本屋で大人買いした何冊かの1冊である。勿論読書感想文を書くためではない。あのころ一体何に感動したのか確かめるためである。


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