完全にリタイアしてから何年も経つが相変わらずイベントの案内とかがメールで届く。個々に手打ちで送信しているのではなく過去関連した人も含めて一括送信されるのであろう。もう関係者じゃないですよと返信すると一括名簿から削除する手間が掛かるだろうからそれも何だか悪い。自然にフェードアウトしたのは年賀状だろう。人間関係の整理を始めてからは元旦に届いたものだけは返信することを繰り返していたら自然に減って行った。マッカーサー元帥の“老兵は死なずただ消え去るのみ(Old soldiers never die)”である。原文には「消え去るのみ」は含まれていない。これは表舞台から退くと言う意味では筋が通るのだが翻訳の時に付け加えた自虐的な言葉遊びという説もある。
自転車散歩をしていて思う事がある。道交法上自転車は左側通行である。ところが障害物があった場合とか前から人が歩いて来た時咄嗟に車道側に膨らんで避けることがある。ところがこの時後方から走ってくる車は見えない。車を運転していて思う事がある。近くに自転車通学の中学校があり、路側帯が狭いところでは一列で長い列を作る。追い抜く時は慎重になるが突然自転車が車道側に膨らむときがある。前の遅い自転車を追い抜くためであろう。結構ヒヤッとする。追い抜く子供は後方確認などしない。
もし自転車が右側通行なら車は対向する形になる。対向だから互いに相手は良く見えている。自転車は咄嗟に車道側に膨らむことはない。車からも後ろ姿では分かり難い老人や子供の運転に気付ける。この互いに見えるということは安全に繋がるのではないだろうか。最近はスポーツタイプで結構なスピードで走っている自転車が多く車で追い抜くのは結構危ない(並走する時間が長い)。自転車が右側を走っていて車と正面衝突した例はあまり聞かない。歩行者も対向してくる自転車には注意を払える。これは個人的な感覚かも知れないのだが。