今日が平成最後の日、明日からは令和である。TVでは最後、最後と色んな番組で冠をつけて放送しているが、個人的にも何をやっても最後の日である。因みにこれは平成最後のブログである。天皇皇后のこれまでの人生がフラッシュバックして流されるが、世界でこれほど私利私欲と無縁の存在があるのかと尊敬を超えて尊崇の念を抱かざるを得ない。すべてを国民と日本国のため捧げるというまさに象徴としての天皇を全うされたと思う。もうニュースにすることなどなく、ただただ穏やかに余生を楽しんで貰いたいという願いは誰もが持っているだろう。
評論家二人が安倍さんは天皇陛下の退位、即位を政治利用してはならない(人気取り)と言っている。どの断面を言っているのか分からないが先のトランプ大統領との会談で、首相から招待された際のやりとりを披露した。当初は「行けるかどうか分からない」と決めかね、米プロフットボールNFLの王者を決める「スーパーボウル」を引き合いに、「その行事は日本人にとって、スーパーボウルと比べてどれくらい大きいものなんだ?」と尋ねた。首相は「だいたい100倍ぐらいだ」と答え、トランプ氏は「行く。そうだったら行く」と来日を決めたという。トランプ氏は改めて「とても異例なことだ。本当にすごい行事なんだ」と語ったとある。英国の戴冠式に招待されても同じようなことを言うのだろうか。ジョークかも知れないがちょっと幼い。そもそも日本には皇室を引き合いに軽口をたたく習慣はない。ゴルフ仲間で本当に友達ならもうちょっと日本のことを理解していても良さそうだが。まあ次何か大統領から招待されたら大相撲の優勝決定戦があるのでとか返せれば良いのだが。
首相は各国首脳会談がお好きなようであるが、本当に首相が行かなければならないとしたら、日本が抱える拉致、基地、領地問題に関わることだけではないだろうか。日米の貿易問題についてはトップダウンよりボトムアップのような気がするが。そんなことを言っていたらトランプ大統領の鶴の一声で農産物や自動車の関税問題でやられてしまうというかも知れない。首相なら鶴の一声を抑えることができる、のだろうか。シェルパ官僚がお膳立て(事前交渉を煮詰めた後)に失敗した後で挽回に行くなら分からないでもないがどうもパフォーマンスに見えてならない。菅さんが総理になったらトランプさんとゴルフを楽しめるのだろうか。石破さんしかりである。多くの国民は各国を訪問する総理を見て、ああ堂々と首脳と渡り合って絵になる人だなあと思うだろうが、さて拉致、基地、領地でどれ程の成果を上げているのか問われると返事に困る。外務大臣ではないのだから勿体をつけて最後に出て行くという演出も必要ではないだろうか。
さて平成最後のコンビニ詣でに出るか。