太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

もし社長だったら

2018-02-27 09:12:09 | 仕事に関すること

勤めていた会社にも裁量労働制はあった。最初に適用されたのが外勤の営業マンである。これは純粋に時間カウントが難しいと言う理由でみなし残業(手当)となった。無理からぬ措置であると思っていたが、内勤(営業管理など)者からは、アイツラは残業していようがいまいが手当がつくとやっかみはあった。裁量労働以外の人は比較的早い段階で管理職(課長以上)に上げて過酷な目標を掲げて遮二無二働くようにしていたと思う。しかし管理職の方は手当でなく基本給に組み込んだからボーナスには反映されるため良心的だと思われており、若くして俺も課長かという自尊心をくすぐる為問題視されなかった。残業代を減らすという意味では後者に力を入れていたので裁量労働は一部としてあまり問題にならなかったように思う。ここから先が問題で間接部門、例えば研究開発の一部にも裁量労働制が適用されるようになった。

研究開発は当然グループで行うため、中には仕事のできる者できない者(能力とやる気という点で)が入り混じる。それでもみなし残業時間が終わったと割り切ってさっさと帰宅する社員は殆どいない。できる者は出来ない者をカバーしさらに長時間頑張る。できない者もお付き合い残業が始まる。問題はここからである。ノルマ(成果)と言われる目標達成は簡単ではないため残業時間はいくらでも増える。そのうちリーダーに厭戦気分が芽生え、この段階では健康管理もクソも無い。既に精神的健全性は保たれていない。裁量労働制が唯一バランスするのはノルマも裁量に委ねることだが会社という組織ではあり得ない。

ついこの間まで社長でもないのに「年齢や職位があがるということはその分扶養家族が増えると思え。ラグビーのタックルで腰に何人も食らいついてきてもそのまま引きずってゴールライン目指して前進することこそ君らの仕事である。for the team ,決して年齢や職位に甘えてはならない。上にいくほどきつくなるのが会社と言うものだ。」と叱咤(激励より檄励)と言っていたのに今は弱者の味方ぶって裁量労働の被害者を擁護するようなブログを書いている。呆れ返って開いた口が塞がらないというのはこの事だろう。ただ、言わせて貰うと多分置かれている立場で裁量労働制の捉え方は明らかに違うということだ。もしあなたが社長だったら、増大する残業代を押さえて効率よく働kせる方法を問われたらどう答える。明確に答えられなければ社長にはなれない。発展途上にある国ではあるまいし、未だに労働生産性の向上を謳っている社長は何処か変。ところが世の中には意外に戦前の徒弟制度のような経営で少なからず成功している会社がある。勤めていた会社がそうだって?そこまでは言わない。

P.S スポーツあれこれ

冬のオリンピックを久し振りにTVで観戦したように思うが、そもそも温暖な地域で育ったからあまり関心も無かった。しかし、結構見ごたえのある競技もあった。逆にこれはと思うものでスノーボードがある。特にハーフパイプなどは危なっかしくて曲芸に近い。子供達が憧れてやるには相当無理がある。寧ろクロスカントリーのような長距離をやる方が広く人気を集めるように思う。アイスホッケーが面白いことに気付いたが残念ながらパックが早過ぎて見失う場面がしばしばである。もう少し見易い色とかLEDを埋め込んで光らせるとか工夫はないものだろうか。フィギュアスケートは人気があるが、中継では残念ながら曲が良く聞こえない。多分バレーのように選手は曲に合わせて舞い、表現をしているのだろうがやたらジャンプばかりに注目されフィギュア本来の魅力が失われている。本物のバレイだって飛んで回転するのは構成のほんの一部だろう。TV中継で解説は要らないから曲を聞かせて欲しい。スケートのスピード競技ではスターターを機械化して欲しい。スキーでは既に行われているように。あまりに位置についてからドンまでの時間がスターターによって違い過ぎる感じがする。高木姉が金メダルとなったマススケートのような新しい競技種目も積極的に取り入れるのは面白い。カーリングはどうせゲーム性を高めるなら投げる(というのかどうか知らないが)位置をもっと広範囲にして色んな角度から狙えるようにする、経路に障害物を設置してカーブやシュ―ト(フォークは無理か)が投げられるようにして技を競うのも面白い。帰国後の記者会見は皆立派だった。安心して見ていられた。