太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

株価乱高下

2018-02-11 08:50:45 | 社会観察

連日株価が乱高下している。何も私生活と関係しないのでお気楽に書く。特に株安の時にはエコノミストの殆どはファンダメンタルは堅調であるとか、企業の業績は好調であるとか行き過ぎた株高の調整局面であるとか大臣までもが安心しなさいと必死のコメントをする。言い換えればこの人たちは株価は必ず企業業績や景気を反映するものとしているのだろうか。そうではない。株価はあまり変化しない投資の部分に利ザヤで稼ぐ投機の部分が上乗せされている。売買価格はこの上の部分で動くから明らかにファンダメンタルの数字で動いているのではない。そんなこと百も承知で大臣も評論家もコメントしている。まさか投機筋のマネーゲームにより株価が乱高下しているなどと口が裂けても言えないだろう。投資家が恐れるだけである。さらに問題なのはマスコミがコメントをそのまま垂れ流すことである。何らかの意図か忖度があると思わざるを得ない。

太陽電池関連の委員会で、日本の太陽電池価格はFITの価格により高止まりしている、競争原理が働いていないという批判が度々あった(今でもあるだろうが)。しかし、買取価格を決める委員会で同一年度内に価格の下げがデータとして出て来る。毎年新規参入メーカーが安売りを仕掛けてきたり、期中に技術開発によりコストが下がったものではない。メーカー出し値は年度内に大きな変化はない。競争に勝つためにはバリューチェーンの中で何処かが利潤を削っており、それが最終売価を下げている。過当競争の結果多くの関連事業が撤退を余儀なくされた。マスコミも委員の先生方も、欧州に比べて日本の価格が高いのはメーカーがまるでカルテルで利益を貪っているかのような批判をする。何度も書いているが、世界の太陽電池パネルの構造、構成材料は殆ど同じである。断トツ優れた製造技術が何処かにあるわけではない。自動化で人件費もあまり変わらないだろう。それ以外に価格差を生む要因があるはずだ。資産税や事業税、流通形態、人件費の占める割合が大きい工事費などの差が考えられる。最近になってようやく内訳にメスが入り出したが最初はメーカーは悪者で散々叩かれた。コントロールが利かない領域で責められてもどうしようもなかった。最終の数字だけ見て想像力逞しく物言う評論家や専門家の言う事など信用してはならない。

P.S

オリンピックの女子アイスホッケーを視た。日本ではあまり人気のないスポーツで負けはしたが結構面白い。相手を追いかける時前傾姿勢で肘を直角に曲げ左右に振りながら突進し、ボードへの激突は男子並み、スマイルJとかお洒落なネーミングなど不要、肉弾小娘とか突貫小娘、氷上の小悪魔などが相応しい。守る時も相手の前に立ちはだかって後ろ向きにスケーティングしたりする。技術も相当必要である。相当練習しないとできない如何にもスポーツといった感じだ。氷上競技ではカーリングもある。これは子供の頃のビー玉遊びのルールに似ている。ただスポーツとは呼んでいなかった。人気はあるようだが、如何にも顔を前面に出し、厚化粧も必要だし、何処の筋肉を使うかも定かでない。ストーンをボーリングの玉のように曲げたりする選手が出たら別だが何だか自分にも出来そうな気がする。ホッケーはサッカーのパス回しを圧倒的速さでやるようなゲームだから高度なチームプレーが要求される。選手の顔が見えないからヒロインやレジェンドが出難い?結構防具を取ると中から素朴な可愛い顔が出て来る。あの氷上で格闘技をした選手とはとても思えない。このギャップがまたたまらない。もっと人気が出て来ると思う。カーリング?ギャップが無い、見た目そのままである。