太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

祭りの後

2016-08-22 09:38:42 | 日記

オリンピックも高校野球も終わった。子供の頃ほどの興奮は無かったが、それでも終わってしまうと冠婚葬祭で集まった親戚の人達が除々に帰ってしまった後のような一種の寂しさ、虚しさのようなものを感じる。感傷を吹き飛ばすかのように台風が直撃しそうである。窓の外は夜が明けたというのに次第に暗くなって行く。風も少し強くなってきた。幸い風水害には無縁の所に住んでいるので申し訳ないが他人事のようにTVのニュースを見ている。台風はまるで生き物であるかのように進路を予測されるが、水の分子が直接海岸まで移動してくるのではない波と同じで空気が直接動いて来るわけでもないのに。電気も同じであり、電線の仲を同じ電子が動いてくるのではなく、ところてんのように電線の端を突いたら反対側の電線の端からポロリと電子が出て来るのを我々は電気が流れるという。現象を擬人化して捉えると理解し易いことは良く有る。昔年下の部下から「太陽電池の発電原理を理解するのは自分自信が電子になって結晶の中をうろちょろすると良い。」と言われたことがある。擬人化するとどうなるのだろう。

毎日決まった小遣いしか貰えず、まるでリードで繋がれた犬のように家庭(原子核)から一定以上離れられないところ(軌道)上をウロチョロする毎日。ある日強い光に曝されていると体にエネルギーが満ち溢れてくるのを感じる。言わば突然沢山小遣いを貰うようなもので、家庭の束縛から離れて旅に出ることが出来るようになる。思い切ってリードを断ち切り旅に出ると方々に落とし穴が仕掛けられており、折角旅に出た仲間達も次々と穴の落ちて消えて(再結合)行く。暗闇の中を四方八方に動き回っている内に偶然坂道(PNジャンクション)に辿り着き転げ落ちて他人の領地に入り込んでしまう。そこには既に居た領民(多数キャリア)に加えてどんどん人が坂道から転げ落ちてくるのでぎゅうぎゅう詰めになる。誰が仕掛けたものか分からないが抜け道(外部回路、電線)がある。辿って行く(電流)と何のことは無い元も領地に辿り着く。旅の途中で、元居た領地で、折角手に入れた小遣いは使い果たしてしまう(電気による仕事)。でも同じ様なことをする奴は光が当たる限り次々と出て来る。

私のあらゆる段階での行動は数式で表すことが出来る。逆に数式から行動を理解することは難解きわまり無い。