ゆっくりかえろう

散歩と料理

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チャーハン

2014-06-28 | ランチ
 エキマルシェ 今度はユーリンチンチャーハンです。パラパラを期待しましたが しっとりチャーハンでした。
 どうやら鍋の振り手に左右される面があるようです。 
でもしっとり感が好きな人もありますから それぞれファンが存在するのかも?

鯖すしと柿の葉すし

2014-06-28 | ランチ
 ある日母が目を赤く腫らして帰って来ました。
お付き合いいただいている 愛犬家のえらい方に馬鹿にされたそうです。この方は篤志家でお金持ちで 地域の役員で野良猫や野良犬にエサをやったり(これは賛否両論ありますが)野良猫野良犬の不妊手術代を寄付したりと 地域のいい人なのです。おまけに腰が低いしと善人の見本のような人なのです。 

この日はこの方と母は鯖すしの話になり 魚が苦手な母が唯一食べられる柿の葉すしの話をしたら 母は猛烈な勢いで馬鹿にされたそうです。
彼女がいうには 鯖は京都の鯖の棒寿司が最高で 柿の葉すしやバッテラは鯖の欠片が少し乗っただけの貧○人の食べ物だというのです。

彼女は大阪の裕福な魚問屋のお嬢様で鯖すしと言えばこれしかなく ちまちまとした庶民の食べ物を馬鹿にした空気が感じられたそうです。
 私はどちらがいいとはいえませんが 自分用なら柿の葉すし 最上位のお持たせなら鯖の棒寿司かなぁといいました。 鯖の棒寿司はある意味見栄えが効くし 先様も値うちが解るしで価値のあるものですが 自分で食べるとなると 一切れくらいしか要りません。一切れでもおにぎりくらいのご飯の量 鯖の切り身は分厚く華麗でダイナミックで美味しそうですが 酢で締めてあるとはいえ火の通らない魚の分厚い切り身は 咀嚼するのを躊躇させます。
 好きな人には堪らない味だと思いますが 鯖好きな私でも引いてしまいそうです。 

 母はこの後この方とは 食べ物の話はしない 出しゃばらない 親身な話はしない プライドに触る話はしないと気を使い切り 終いにはお話ししなくなって離れてしまったようです。
 素朴で一見みすぼらしく見える柿の葉すしは 歴史が古く山国の吉野の里人の家庭の伝統料理です。鯖は生は手に入らないので塩鯖を大事に使い保存食としても山仕事の行動食としても使われる由緒正しい伝統食で天皇陛下献上のお店のや 歌舞伎十八番の勧進帳に出てくるお店のなど格式の高いものです。 
和歌山にも早慣れすしという笹寿司がありますし そもそも京都の鯖寿司も同じような原型の素朴なものが京の華やかな文化であそこまで発達したものだと思われます。
  
柿の葉すしの肩を持つのは良くないですが どちらも美味しいのなら 見栄を張らず値段に拘らずという母の方が (見栄っ張りの京都人なのに)正直ものだと思われます。
 そもそも母や私などは有名店の鯖の棒寿司など食べたことがございません。さぞかし美味しいでしょうが 何処からもいただきませんし ご縁が有りません。 
上方には始末の極意はありますが 初鰹を無理して買う勢いはありません。
 
 ウーン 神戸ビーフなら誘惑されるかも?