ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

臨時: 終戦記念日

2017-08-15 21:59:13 | 日記
2017年8月15日(Tue.) 日本では ”終戦記念日” となっていますが、本来は敗戦記念日と言うべきものでしょう。 また、これに関する記念日としては、日本が正式に降伏文書に署名した9月2日を Victory over Japan Day, VJ Day, Victory in the Pacific Day, VP Day などとも呼んでいます。 立場によって認識も異なるわけですが、日本国内にいるだけでは、こうした事情にも疎くなりがちです。

ところで、様々な考え方・見方があることは容認できますが、先の大戦に学ぶのであれば、少なくとも日本は二度と戦争をしてはなりません。 そして、各国が平和的な相互関係を維持できるように、積極的な外交努力で世界にリードすべきではないかと思います。

つまりそれは、武力を伴うものではなく、また、集団的自衛権の行使容認でもないのです。 国民に対し危機を煽って、国民を守るためと称して集団的自衛権の行使にチャレンジすることは、すなわち、戦争に自ら入り込む行為に等しいことになります。 これでは、国民を守ることにはなりません。 自己矛盾に陥ります。

思えば、現在の安倍政権が強行してきた・議員数のみによる見かけ上の民主的な方法(つまり、偽りの民主主義)によって合法化してきた数々の法律。 特定秘密から安保法制(集団的自衛権の容認・・・違憲)、共謀罪(中間報告で強行採決)。 そして、行政機関を拘束しているのと同様の、内閣人事局による官邸(政権)による独裁体制・・・。

総じて、かつての、国家主義・全体主義・ファシズム(または、ナチ)等々と同様で、独裁政治を目論んでいることは疑いの余地がありません。 少なくとも、そう理解できるのです。

また、言っていることと、やっていることが真逆であることが、国民を騙していることの証明でもあり、信頼できないのです。

こうした事実などからして、本日の終戦記念日での総理スピーチには、かなりの虚言が織り込まれていると感じざるを得ません。 国民を守るためと称して戦争に巻き込まれて行く道を選んでいるのです。

安倍の言葉には、常に裏があるので、その本質を見極めることが必須です。 「丁寧な説明」 がありましたか? 関係する人々(キーマン)の証言がなされましたか? 結局、肝心な人々の証人喚問はなされていません。 事実解明は何も終わっていません。 意見は食い違ったままです。 陸自の日報問題も、加計問題も森友問題も・・・です。

まァ、言葉を変えれば、ウソと隠蔽で塗り固められた政権とも言えます。 (さらに、極右とも見える日本会議メンバーは要注意でしょう。)

***



***