ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

ドイツ・リューベックの2・3日目

2014-05-16 21:31:49 | 日記
2013年11月4日(月)、リューベックでの二日目を迎えました。雨模様です。10時過ぎ、傘をさして街中に出かけました。マルクト広場で朝市が開かれている筈なのでそちらに向います。しかし、広場の出店数は10店舗ほどで買い物客もまばらです。雨だからでしょうか?(わかりません。) 次にドーム(Dom: 大聖堂)の方に向いました。ドームの近くに民族博物館があるので前まで行きましたが開いていません。案内書きには開館日は火曜日~日曜日と表示されているので、月曜日のこの日は休館日なのでした。翌日に再訪することとして、再び中心街に足を向けました。
(写真: 雨のリューベック市街地)

ドイツでは文房具も有名なので文具店をみつけると店内をぶらつきます。また革製品ブランドの「BREE」の専門店もあったのでみやげものとして物色しました。しかし、店舗規模がそれほど大きくはないので気に入ったものはみつかりませんでした。BREEに関してはドイツでの最終地フランクフルトに望みを託しました。そして次に向ったのはここリューベックで有名なマルチパンの老舗ニーダーエッガー(Niederegger)です。みやげものとしては買いませんでしたが、店内の喫茶コーナーでケーキとコーヒーをいただきました。店を出るとき、女子店員に近くにあるツーリスト・インフォメーションの場所を尋ねてみました。若い店員でしたがパンフレットを開きながら丁寧に道順を説明してくれるのでした。親切な印象です。
(写真: ニーダーエッガー)

また食料品店ではリューベックで有名なものの一つ、赤ワインのロートシュポン(Rotspon)を見つけたので1本購入です。しかし、これを日本まで持ち帰るのはチョット無理なので残り2泊の中で消化する予定なのです。こうしてリューベック二日目は買い物散策に終始する結果になってしまいました。

翌5日(火)、朝から快晴です。リューベックでの最終日となります。前日見ることの出来なかった場所を中心に歩き回る予定です。この日も10時頃にはホテルを出発、ホルステン門を過ぎて川沿いにドーム方面に向います。前日の天気と違い快晴なので良い写真も撮れそうです。ほどなくしてドーム近くに到着、入れなかった民族博物館の入り口に来ました。しかし、ドアノブを回しますがロックされています。どうも改修工事中で閉館が続いているようです。残念!
(写真: 旧塩の倉庫)
(写真: ドーム)

街の中心方面に向います。デパートのカールシュタット(KARSTADT)があったので店内をぶらつきます。またこうした場所ではトイレを利用しておきます。ここでも有料です。50セントコインを1枚お皿の上に置きます。通常、トイレの出入り口付近には係りの人が居ます。お金を置くと「ダンケ」と言ってくれます。再び通りを散策、昼時にもなっているのでレストランを探しながら歩きました。

通りの反対側に小奇麗なレストランがあります。雰囲気からしてインド料理店です。ドイツへ来てインド料理か?と自問自答、しかし、ドイツ滞在も80日を超えているのでインド料理も良いのではないかと即決、扉を開けました。店内も綺麗です。一人であることを伝えて席を確認し、通りが見える側に着席しました。メニューから先ずはビールを注文、そしてラム肉カレーとナンを注文しました。この店ではロウソクの灯りではなくアルコールランプです。形も色も綺麗です。久々の本格カレーを美味しくいただいたのでした。ちなみに、店名は「TAJ MAHAL」です。
(写真: インド料理店内)

食事を終えて強い日差しの中(気温は10℃前後)を散策します。裏通りも歩いて行くと中世的な雰囲気が感じられるところもあります。この日は火曜日とあって人通りも多くはなく、本来の日常的な空間を感じられたのでした。
(写真: 市街地北の外れ)
(写真: 裏通り) 

夕方も近づく頃、ホルステン門に戻ってきました。門をくぐると中学生ぐらいの年頃の二人が道の両脇に「構えて」います。通行人が彼等二人の間を通り抜けようとすると、二人は通り抜ける人に対して正式なお辞儀のようなジェスチャーをするのです。何かのパフォーマンスのようにも感じましたが、お金をもらう様子はありません。私も彼等二人の間を通り抜けましたが、同様にお辞儀をしてくれます。振り返って彼等の顔を見ると笑っています。外気は10℃ないぐらいなので一人はフードを被っています。この子は男か女かわかりませんでした。身のこなしや笑顔からすると二人とも女子らしく見えたのですが・・・。彼等の目的は何だったのでしょうか?
(写真: パフォーマンスの二人も)

こうしてリューベックの三日間も過ぎて行きました。ハンザ同盟都市の中核でもあったリューベック滞在も終わりです。明日は数百km南のフランクフルトへ移動です。
~続く~