キマグレ競馬・備忘録

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ボイジャー1号のマニュアル

2023年01月09日 | Science/Technology
年末にNASAの惑星探査機ボイジャー1号に関するニュースが流れていました。
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NASA、「ボイジャー1号」の不具合を約45年前のマニュアルで解決
NASAは2022年5月、宇宙探査機「ボイジャー1号」が不可解なデータを地球に送信していることを明らかにした。問題解決のため、ボイジャー担当チームは、1970年代に作成されたマニュアルを精査。2022年8月末、この不具合が解決されたと発表した。この不具合が発生した理由は、いまだに不明だ。エンジニアチームは、ボイジャー機体の老朽化や、現在ボイジャーが航行している星間空間の状況によって引き起こされた可能性があると考えている。(後略)
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45年前に打ち上げられたボイジャー1号が、未だに稼働していることに驚きました。45年前と言えば、自分が未だ中学生だった頃で、その後、探査機から送られた太陽系の外惑星(木星、土星、天王星、海王星)の画像を見てワクワクした覚えがあります。設計寿命は5年でしたが、その9倍の寿命を維持し、太陽系から脱出して238億kmの彼方を移動中です。現在もデータを送信しているようですが、一部に故障が発生しその不具合を直すのに、45年前のマニュアルが役に立ったという事です。NASAの担当者も世代交代しているので、打ち上げ時の開発者はおそらく不在だと思います。そうすると、頼れるのはマニュアルだけ。大昔のマニュアルであっても、精度が高いものは現在でも役に立つ事を証明したということです。マニュアルを作成し、保管しておくことの重要さを認識させられるニュースでした。

因みにマニュアルと言えば、37年前、会社に入社した頃の事を思い出しました。
会社の名前にもなっている偉大な創業者は、「マニュアル人間になってはいけない」と言う有難い?言葉を遺しました。
職場の先輩に説明してもらった業務内容がよく判らなかったので、「マニュアルはありませんか」と聞いたら、創業者のこの言葉を返してきました。曰く「お前、創業者がマニュアル人間になるなと言ってるのだから、マニュアルなんかあるわけない。先輩の背中を見て覚えろ」。
でも、「そもそもマニュアルが無ければ、マニュアル人間になりようが無いのに」と言いたかったけれど、先輩が恐くて言えなかった。先輩の背中は何も教えてくれませんでした。(^^;)
偉い人の言葉を自己流に解釈して言い訳し、面倒なマニュアル作成をサボる先輩達がいた時代の話。今はどうなっているか判りません。
ボイジャーのマニュアルの話とは関係ないけど、、。

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