サラリーマンのお小遣いについて、こんな記事がありました。
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サラリーマンのお小遣い「理想」と「現実」は? (R25)
サラリーマンの「お小遣い」がピンチだ。新生フィナンシャルが全国1000人のサラリーマンを調査したデータによれば、1月のお小遣い平均額は前年比4100円減の3万6500円。4年連続のダウンで、バブル崩壊後の最低額を更新した。1日当たりだと1177円。ここから昼食代や遊興費を差し引くといくらも残らず、厳しい懐事情がうかがえる。一方、バブル期はどうだったのか。1990年の同調査によると、お小遣いの平均額は7万6000円。なんと2倍以上も違うのだ。それだけに金銭感覚も今とは随分異なる模様。「お小遣いのなかで節約したい費目は?」の結果をみると、2011年は「ふだんの食事にかけるお金」「飲み代など交際・つきあいにかけるお金(デートは除く)」など、つましい節約術を駆使しているのに対し、1990年は「ギャンブル代」「タクシー代」といったバブリーな項目が上位に並んでいる。また、「理想のお小遣い金額は?」の問いに対する平均額もバブル期は10万6300円と、かなり高望みをしていたことが分かる。(中略)給料UPもあまり期待できないこのご時世。サラリーマン“受難”の時代はまだまだ続きそうだ。
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バブルの時期を過ごしてきましたが、その恩恵を受けた記憶がありません。平均7万6000円もの小遣いをもらっていたバブル世代というのは、いったいどのような人なのか。この記事を書いた人は、おそらくバブル時代を経験したことがないと思います。
バブルの頃はモノの値段が高くて、感覚的には今の2倍くらいの値段だったような気がします。地方から出てきたばかりで給料の少ない新人社員は、とても辛い生活を強いられました。例えば、食費や住宅はもちろん、パソコンや電化製品も今よりずっと高く、電話は従量制で通話代も現在よりもはるかに高かった。バブル時代の会社員は収入が良かったとよく言われますが、その分出費も多かったわけです。この記事では、現在は「サラリーマン受難の時代」なんて大袈裟なことを言ってますが、円高やデフレでモノの値段が下がっているわけですから、お金の価値はむしろ上がっているわけです。なので、今の基準で考えてはいけない。正直、たとえ今より小遣いが増えたとしても、あのバブル時代に戻りたいとは思いません。よく利用する100円ショップやインターネットや携帯電話も存在しない時代です。今は小遣いは少なくても、便利で生活しやすい時代であることは間違いないと思います。
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サラリーマンのお小遣い「理想」と「現実」は? (R25)
サラリーマンの「お小遣い」がピンチだ。新生フィナンシャルが全国1000人のサラリーマンを調査したデータによれば、1月のお小遣い平均額は前年比4100円減の3万6500円。4年連続のダウンで、バブル崩壊後の最低額を更新した。1日当たりだと1177円。ここから昼食代や遊興費を差し引くといくらも残らず、厳しい懐事情がうかがえる。一方、バブル期はどうだったのか。1990年の同調査によると、お小遣いの平均額は7万6000円。なんと2倍以上も違うのだ。それだけに金銭感覚も今とは随分異なる模様。「お小遣いのなかで節約したい費目は?」の結果をみると、2011年は「ふだんの食事にかけるお金」「飲み代など交際・つきあいにかけるお金(デートは除く)」など、つましい節約術を駆使しているのに対し、1990年は「ギャンブル代」「タクシー代」といったバブリーな項目が上位に並んでいる。また、「理想のお小遣い金額は?」の問いに対する平均額もバブル期は10万6300円と、かなり高望みをしていたことが分かる。(中略)給料UPもあまり期待できないこのご時世。サラリーマン“受難”の時代はまだまだ続きそうだ。
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バブルの時期を過ごしてきましたが、その恩恵を受けた記憶がありません。平均7万6000円もの小遣いをもらっていたバブル世代というのは、いったいどのような人なのか。この記事を書いた人は、おそらくバブル時代を経験したことがないと思います。
バブルの頃はモノの値段が高くて、感覚的には今の2倍くらいの値段だったような気がします。地方から出てきたばかりで給料の少ない新人社員は、とても辛い生活を強いられました。例えば、食費や住宅はもちろん、パソコンや電化製品も今よりずっと高く、電話は従量制で通話代も現在よりもはるかに高かった。バブル時代の会社員は収入が良かったとよく言われますが、その分出費も多かったわけです。この記事では、現在は「サラリーマン受難の時代」なんて大袈裟なことを言ってますが、円高やデフレでモノの値段が下がっているわけですから、お金の価値はむしろ上がっているわけです。なので、今の基準で考えてはいけない。正直、たとえ今より小遣いが増えたとしても、あのバブル時代に戻りたいとは思いません。よく利用する100円ショップやインターネットや携帯電話も存在しない時代です。今は小遣いは少なくても、便利で生活しやすい時代であることは間違いないと思います。