QHQの独り言

アマチュア無線局JR3QHQが日々思う事を掲載します。

8J3YAAアマチュア無線体験臨時局

2020年07月07日 15時45分25秒 | アマチュア無線

6月25日に8J3YAAアマチュア無線体験臨時局が許可になりました。
この局は、今年の4月21日に新しくできた下記の電波法施行規則の規定による臨時局です。(記念局ではありません。)

電波法施行規則の規定により臨時に開設するアマチュア局の無線設備の操作を行う場合の条件を定める告示

○ 総務省告示 第百五十一号
 電波法施行規則(昭和二十五年電波監理委員会規則第十四号)第三十四条の十の規定に基づき、アマチュア局の無線設備の操作を行う場合の条件を次のとおり定める。
   令和二年四月二十一日    総務大臣 高市 早苗   
 無線技術に対する理解と関心を深めることを目的として社団が臨時に開設するアマチュア局の無線設備の操作をその操作ができる資格を有する無線従事者の指揮の下に行う場合の条件は次のとおりとする。
1 当該操作を指揮する無線従事者が行うことができる無線設備の操作(モールス符号を送り、又は受ける無線電信の操作を除く。)の範囲内であること。
2 当該操作のうち、連絡の設定及び終了に関する通信操作については当該操作を指揮する無線従事者が行うこと。

簡単に説明すると、有資格者の下、アマチュア無線の免許を持たない一般の人(年齢・国籍を問わず)誰でもこの臨時局を
使ってアマチュア無線の運用(QSO)ができると言うものです。
ただし、CWでの運用は、できません。

過去のブログににも書きましたが、髙尾会長が、大矢理事が書いた要望書を無断で出した要望書が通ったものではありません。
詳しくは、過去のブログを参考にしてください。

関西地方本部では、この臨時局を使い多くの免許を持たない一般の人に運用していただきアマチュア無線のPRを行い、興味を持ってもらった人には、各支部等で行うJARDの講習会を案内しアマチュア無線家を増やしていく事業を推し進める予定です。

その手法は、過去のブログ「関西地方本部の新しい取り組みと選挙」で書いています。

「関西地方本部では、アマチュア無線家を増やすために下記の事業を行うべく準備しています。
JARL本部では、すでにアマチュア無線の免許を持っている人を対象にキャンペーンなどの事業を行っていますが成果は全く出ていません。増えるどころか減る一方です。
しかし JARL本部では、このキャンペーンで減る速度を抑えていると言ってまだまだ続けて行くようです。

私たち関西地方本部では、根本のアマチュア無線家を増やす必要があると考え各支部にクラブ局を開設しました。
そして年に1度必ず支部又は登録クラブ主催のJARD等の講習会を行うことを決めました。
JARD等の講習会で合格された方は、支部の講習会で支部のクラブ局を使って運用方法やアマチュア無線の楽しみ方を学んでいただきその後JARLの会員にもなっていただき希望により登録クラブに入会していただくと言ったものです。
一度にアマチュア無線家が増えることはありませんがこれが地方本部・支部の仕事の1つだと考えています。
また、近いうちに施工されるであろう無資格者の無線運用を大いに使い一般の人にアマチュア無線をPRしようと考えています。
より多くの人が講習会を受けアマチュア無線を楽しんで頂くことでしょう。
いずれ関西地方の6府県支部から体験臨時局のコールサインがあちこちで聞こえてくることでしょう。
それにこの体験臨時局を使ったイベントを地方本部・支部スタッフで考え大いにアマチュア無線を一般の人にPRしていきたいと思います。」

本来なら、上記のようにアマチュア無線体験臨時局を各支部に開設して運用を行う予定でしたがコロナウイルスの為断念。
今回は、関西地方本部での局1局を開設しました。

来年は、各支部に開設の予定です。

JARLの一番の仕事は、会員サービスではなくアマチュア無線家を増やすことです。
そして、アマチュア無線体験を通じて科学技術に対する理解と関心・ワイアレスIoT 人材の裾野を広げることです。

7月4日にこの局の開局式を行い、日本で初めて免許を持たない方が運用されました。
当日は、青少年を含め5名の無資格者が運用されました。

8J3YAAの概要
クラブ局:局名「アマチュア無線活性化イヤー2020」
常置場所:大阪府池田市
運用周波数:1.8MHzから1200MHz
モード:デジタルを含むすべてのモード
出力:50W 移動する局
免許の期間:2021年3月31日まで
JARLの局ではありません。

通常運用もしますが、目的は、免許の持たない一般の人の運用です。

交信がうまくいかないこともありますがその時は、サポートよろしくお願いいたします。