QHQの独り言

アマチュア無線局JR3QHQが日々思う事を掲載します。

第6回JARL社員総会その1

2017年06月27日 17時34分59秒 | アマチュア無線

6月25日にJARL社員総会があり出席してきました。今回総会で質問するための準備書面を出さなかったのは失敗でした。感想は、多々ありますが、私が質問した事のみについてここに書きたいと思います。

下記の報告にあるように4月28日に赤間総務副大臣に面会し要望書を提出してきました。これは、ある一定の条件の元、小・中学生にアマチュア無線の体験をしてもらい、興味を持ったこども達にアマチュア無線をしてもらうために特例を作ってほしいというものです。この特例ができれば、アマチュア無線のPRが、簡単にでき若い無線家が多く誕生しその後、JARLにも入会してもらうことをができるというものです。JARDにとっても受講者が増えるメリットがあります。

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4月28日、赤間総務副大臣に面会してきましたので報告いたします。

私と屋田さん、蛭子さん、東京から安田さんの4名で面会しました。

目的は、添付ファイルにあるように「アマチュア免許者の監視下で行う青少年のマチュア無線局の無線設備の操作を認める特例の拡大」の要望です。

赤間副大臣からは、「たいへん良い要望で前向きに検討したいが、JARLやJARDは、どのように考えているか知りたい、前回アリススクールコンタクトの
特例の時のパブリックコメントで多くのアマチュア無線家がたとえ小・中学生と言えども免許の無い者が電波を出すのは反対だと意見を頂いている。今回の特例で同じような意見が出るのは良くない。JARLやJARDが、この特例を要望しているなら多くのアマチュア無線家が要望していると言えるので、できればJARLとJARD連名でこの要望書を出してほしい。そうすることで、スムーズにこの要望に応えることが出来る。」とお話を頂きました。

JARDについては、平成25年に我々の要望と同じものを意見書としてを総務省に提出していることが安田さんから聞きました。またその時の意見書もお持ちいただき我々の要望書と一緒に提出しました。
また、今回の面会の件は、安田さんからJARDの坂本専務に伝わっておりJARDについては、要望を出す件は、問題ないとの事です。同じものをすでに本省に出しているのですから・・・。

問題は、JARLです。
今回の件を報告するために、その足でJARLの事務局に出向きました。
JARLの事務局には偶然にも会長がいて会長・専務のお二人に今回の件を報告し意見をもらいました。

JARLの意見は、二つ返事ではなく「検討する」この一点張りで話は前へ進みません。
専務曰く「オリンピックがらみで意見書を本省に出している。トップダウンで話が降りてくると問題が起きそう」と危惧されているようです。

とりあえず、JARL・JARD連名で要望書を出すように言ってきました。

その後、JARDへ行きましたが、多くの職員が今回の事を知っておられどうだったか逆に聞かれました。
坂本専務は、不在でしたが、安田さんから報告をして頂くことになっています。

今後ですが、JARDに要望書を制作して頂き、JARDからJARLに連名で要望書を出すように働きかけて頂くのが良いと思います。
雰囲気ですが、JARLはやっぱり動きません。

以上

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総会では、8月にイギリスで開催される、YOTA(Youngsters on The Air:若者の若者によるアマチュア無線啓発プログラム)についての質問があったのでそれに伴い、上記の件についてその後どうなったのか質問しました。返答は、「このような要望は、通る訳がないと本省の担当官が言っていた、だから要望は出さない。」でした。アリススクールコンタクトの時の特例と全く同じで、2002年の時も「関ハムで特例を使ってスクールコンタクトを行いたい、特例は、それまでにできるのでアリススクールコンタクトの記念局(この時は、臨時局の概念がありません。)を許可して頂きたい」と2月理事会に掛けましたが、却下。「理由は、こんな特例許可されない、許可されないものに理事会も、許可しない」でした。本来、アリスの臨時局は、全くJARLと関係ありませんが、JARLに筋を通すために提出したものです。

みなさん、もうお分かりだと思いますが、昔と全く変わっていないJARLが、そこにあります。また、4月28日以降に理事会がありましたが、そこでこの報告もありませんでした。会長と事務局でもみ消した様に見えます。ですから、理事は、全く知りません。たぶん総会で初めて知ったと思います。

その2では、全く変わらないJARLをどのように変えるかについて総会の報告で書きたいと思います。