QHQの独り言

アマチュア無線局JR3QHQが日々思う事を掲載します。

記念局について

2007年03月17日 10時37分50秒 | アマチュア無線
最近多くの記念局が開設され運用されていますが、JARLが開設した局と直接総通に申請して開設した局の2つがあります。
もう1つARISSスクールコンタクトの局がありますがこの局は、記念局ではなく臨時に開設した局、臨時局になります。この局も、JARLは関係ありません。

さて、我々が記念局を開局するとしたら、どちらの方法が良いのでしょう。

JARLを通して開局する場合、使用する無線機などや常置場所を決めて、行事等の主催者から記念局の開設に関する同意書が必要です。これらの事を決めてから、1月末までにJARLが決めたフォーマットの書類を所属する支部の支部長に提出します。その後書類は、地方本部長を経て専務理事宛てに上がって行き2月の理事会で審議されます。
ただ、年度途中でも相応な理由があれば、いつでも、提出できますが・・・
書類は下記の様になっています。
(1)開設申出書(支部長が開設申出者になります)
(2)収支予算案
(3)運営委員会組織図(様式任意)
(4)開設を予定している行事等を説明紹介しているパンフレット等
(5)行事等の主催者から記念局の開設に関する同意書(様式任意)「JARL HPから」
まぁ、なんて多いこと・・・

その後、理事会で承認されて開局となります。
開局に必要な諸費用は、申請者が支払います。
必要なものは、開局手数料50W以下の場合、\8100です。
QSL印刷代や通信費です。
開局申請やQSLカードの転送は、JARLがやってくれます。
免許人は、原則会長です。
既存の社団局の、コールサインの指定事項変更で申請できるかどうかは、不明です。
記念局調査票には、「既存の社団局を使用する」と言う文言はありません。
あるのは、「RL局の無線設備を使用する」「Y(Z)RL局の無線設備を使用する」 「運営委員会で調達する・別途手配する」と言う文言です。
最後にある文言が、「既存の社団局を使用する」の意味なのかも知れませんが、私は、「新たに局を作る」と理解しました。

さらに、記念局の運用終了後、各種報告書を理事会に提出して、理事会の承認が必要です。

JARLを通さないで独自で開設する場合、使用する無線機などや常置場所決めることや行事等の主催者から記念局の開設に関する同意書を入手するのは上記と同じでが、すでに社団局がある場合は、コールサインの指定事項変更で申請できますので新たに開局する必要はありません。
これで、開局手数料の支出はなくなります。

変更申請・開局(社団)を地方の総通へ、提出すれば開設できると思います。
あらかじめ、総通へ出向いて相談するのが良いでしょう。

上記の書類、4種類とややこしい手続きは、不要です。(のこり1種類は、必ず必要)
ただし、この場合、国、地方公共団体又は公益的団体が主催、後援、協賛等を取り付ける事が必要ですが、行事等の主催者から記念局の開設に関する同意書と同じでしょう。

申請は、いつでも出来ますし免許人は、その社団の代表者です。

QSLカードの転送は、JARL会員でなければして貰えませんので、社団局で会員になる必要がありますが、既存の社団局が、JARL会員なら2つ目のコールサインの転送手数料\3600で済むようです。(こんな裏技があるとは、私は知りませんでしたが出来るようです。)
ただし、これは、前回の理事会で問題になり変更される事でしょう。

費用は、変更場合、手数料¥0、QSLカード印刷・発送代・通信費など、開局の場合、これに開局手数料、JARL会員費などです。
JARLを通して開設する場合と比べるとほとんど差が無い事が解ります。

この局は、JARLとは、関係無いので記念局終了後、運用報告書などは必要ありません。

どうですか、どちらが良いですか?

私なら・・・ここは立場上コメントを避けますが・・・

私が思う所、記念局を開設する人はほとんどがJARL会員なのですから、JARLを通して開局する場合、せめて開局手数料は、JARLが払っても良いのではないかと言うことです。
これが、JARL会員の1つのメリットでは・・・