試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3700形3768F 3次車 後期仕様 後期リニューアル工事施工編成 回着 (二代目:中期仕様種車)

2018-08-17 21:57:50 | 京成線:3700形
衝動。

グリーンマックス製京成3700形3768F後期仕様後期リニューアル工事施工編成(3次車:3768F)が回着した。
かねてから3818F中期仕様(5次車:リニューアル再生産品)の導入を検討していた。
この計画は実質代替投入となった3728F後期仕様(1次車:リニューアル再生産品)が増備されたため棚上げされる。


京成3700形3768F 3次車 後期仕様 後期リニューアル工事施工,PT-4804形パンタグラフ搭載編成。
3768F-1:[3768]-[3767]-[3766]-[3765]-[3764]-[3763]-[3762]-[3761]。

増備計画を受け継ぎ3728F後期仕様は新ROMフルカラーLED表示器編成の後期仕様(3728F-2)に改装され出場した。
休車となった3728F旧後期仕様(3728F:旧製品)も中期仕様3色LED表示器編成(3728F-1)へ改められ既に復帰している。
3728F-1に部品を供出した3758F元中期仕様(3次車:3758F)は車体改修が控え戦列から離れている。
8編成が在籍する3700形では大半のプロトタイプを網羅出来ており目下3758Fの新設定を模索中だった。
従って3768F後期仕様の増備は全く考えていなかった。
しかし中古製品が現れ急遽導入へと走ってしまった。
ろくに増備計画も立てずに回着させてしまいその取扱いに苦慮する事になる。


入工中の3768(3768F-1)。

既に3768F現行仕様(3次車:3768F→3768F-2)が在籍しており3768Fは二代目となる。
特徴は後期リニューアル工事施工編成ならではのUVカットガラス再現と言えよう。
製品は実車のパンタグラフ換装によりリリース直前で現行仕様から後期仕様になってしまった。
初出場は後期仕様を維持させたが当時在籍中の3700形には現行仕様が存在せず補強点であった。
その後M1車系のPT-4804形パンタグラフをグリーンマックス製PT-71C形パンタグラフへ置き換え現行仕様化している。
製品原形での出場は3768F後期仕様が復活するだけである。
加えて3768F-2と余り変わり映えがしない。
しかし保留編成とするには勿体なく取り敢えず簡易的な第一次整備を進める。
現行仕様から遡る以外にプロトタイプの方向性が無く編成管理番号は3768F-1とした。
まだ用途が定まっておらず3768,3761(3768F-1)への誘導無線アンテナ取付が主工程となった。


京成3150形LOT誘導無線アンテナを取り付けた3768。

誘導無線アンテナは他編成に揃えグリーンマックス製京成3150形LOTを用いる。
柔軟性が高められる予定の誘導無線アンテナは市場に出回る前で試用出来なかった。
3768F-1は誘導無線アンテナ試験装着編成への抜擢が確定しており溶着は行っていない。
予備品の京成3150形LOT誘導無線アンテナは残り僅かとなった。
誘導無線アンテナの成形色次第では破損するまで継続使用される可能性が残る。
3700形初期LOTに比べれば柔軟性は大幅に増しており早急な置き換えには至らないかもしれない。
ちなみにこれまで京成3150形LOT誘導無線アンテナを破損させた事例は一件も無い。




3768後期仕様(3768F-1:誘導無線アンテナ取付施工)。

工程は誘導無線アンテナ取付だけの予定だったが3768は屋根板の浮きがあり点検を行っている。
中古製品は前オーナーさんの取扱いが大きく関わる。
しかし3768F-1は付属品すら開封されていない状態で不安を抱いた。
結局屋根板の嵌合が甘さが原因であり再装着により症状は改善されている。
続けて3761にも京成3150形LOT誘導無線アンテナを取り付け早々に第一次整備を終えた。




3761後期仕様(3768F-1:誘導無線アンテナ取付施工)。

3761では特に気になるエラーは無かった。
但し3768に対して前面車体裾とスカートの空間が広い。
これは構造都合でありTR-180床板装着車,TR-180A床板装着車に関わらず避けられない症状である。
空間の解消はスカート付TNカプラーSP及びスカート付SPフレームTNダミーカプラー化で往なし続けてきた。
ところが3728,3721(3728F-1)で強度に限界を感じ台枠直結式の試験採用へ至っている。
3728F-1は従来通りの外観に達したがTR-180床板装着車であった。
独自のスペーサーを持つTR-180A床板装着車に台枠直結式が通用するか判らない。
第二次整備で1つの鍵を握る作業になると思う。


3765+3764 (3768F-1:M1'車+M2車)。

3767以下6両は未入場となった。
外観点検を行っただけで全車アーノルトカプラーが残る。
回着整備は一次で纏めTNカプラーSP化も同時施工する方向に決まりかけた。
事態は3768F-1のプロトタイプ確定で急転する。
3728F-1の対となる中期仕様3色LED表示器編成に絞り込まれた。
現在中期仕様3色LED表示器編成は3728F-1の1本のみに留まる。
貫通扉種別表示器下部に段差を持つ1次車とは小さいながらも差別化が図れる。
フルカラーLED表示器編成の3798F後期仕様(4次車:3798F)と3728F-1に於ける差異と変わらない。
仕様重複を避けるには最良の手段だと思えた。




3768F-1 (第一次整備完了)。

問題は3768F-1の窓セルである。
前途の通り3700形後期リニューアル工事施工編成は側面窓がUVカットガラスに変更された。
中期仕様へ改めるには透明の窓セルが所要となる。
ここで急浮上したのが改修入場待ちの3758F(←3798F現行仕様:旧製品)だった。


3758F 3次車 元中期仕様(休車中)。

3768F-1と3758Fの基本構造は変わらないと思われる。
よって窓セルの相互交換も可能と考えた。
2編成16両全てを分解する比較的大規模な工程になるが塗装済キットが出自の製品であり対処できるだろう。
3768F-1の回着整備と3758Fの改修も並行できる。
弾みで導入した3768F-1だが良い方向に向かうと期待している。
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