試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3700形3768F 3次車 中期仕様 3色LED表示器編成 (3768,3761 新誘導無線アンテナ(8078)換装)

2019-06-08 21:40:00 | 京成線出場
初搭載。

グリーンマックス製京成3700形3768F中期仕様(3次車:3768F-1)が再出場した。
今入場により回着整備では搭載準備施工に留まっていた誘導無線アンテナ(8078)への交換を終えている。
3150形LOT誘導無線アンテナとの差異は殆ど無く外観変化が伺えない出場となった。




京成3700形3768F 3次車 中期仕様。
3768F-1:3768-3767-3766-3765-3764-3763-3762-3761
※3色LED表示器編成。
◆3768,3761 グリーンマックス製誘導無線アンテナ(8078)換装。

3761F-1の種車となった3768F後期仕様後期リニューアル工事施工編成(3次車)はここまで3編成が導入された。
初代3768Fは在籍する3700形初の後期リニューアル施工編成として初出場を飾った。
その後グリーンマックス製PT-71C形パンタグラフへ換装し現行仕様(3768F-2)へ改装されている。
二代目3768Fは増備を計画していた3818F中期仕様(5次車:リニューアル再生産品)の代替投入扱いである。
既に3768F-2が出場していたためプロトタイプは中期仕様3色LED表示器編成とした。
リニューアル工事未施工編成への改装は改修を控えていた旧3758F中期仕様(3次車→後期仕様:3758F)との窓セル交換にて往なした。
旧3758Fは旧3798F現行仕様(4次車:旧製品)の改番編成であり3768F-1が装着する窓セルと車体には大きなLOT差が存在する。


3768F-2。

半ば勢いで導入してしまった三代目3768Fではその取り扱いに苦慮する。
3700形は製造年次やリニューアル工事施工で各編成に個性が生じた。
大凡のプロトタイプは在籍編成で再現済だったため3768F-1に準じた窓セル交換は焼け石に水だった。
よって後期リニューアル工事施工編成のまま出場させるしかなくなる。
3768Fの3編成体制は気が進まず旧3798F(旧製品)以来となる改番を施した。
プロトタイプも3768F-2に続く現行仕様後期リニューアル工事施工編成へ据えられる。
グリーンマックス製PT-71C形パンタグラフへの換装を行い3788F現行仕様(3次車:3788F)として出場させた。


3788F。

3768F後期仕様を種車に起用した3768F-1,3768F-2,3788Fでの共通項は3150形LOT誘導無線アンテナの搭載だった。
3400形,3700形(旧製品)に付属していた旧LOT誘導無線アンテナは柔軟性が欠けていた。
旧3798F(旧製品),旧3818F中期仕様(5次車→中期仕様3818F)では回着整備中に折損を招いたほどだった。
そのため京成3150形LOT誘導無線アンテナの予備品を確保し後のアンテナ交換に結び付けている。
これ以降3400形,3700形では3150形LOT誘導無線アンテナが本格採用される。
当時残存していた旧LOT誘導無線アンテナ搭載編成も改修入場時に交換を行った。
当然ながら製品付属の誘導無線アンテナは使用中止となり現在も保管品で眠っている。


3728F-1,3768F-1 (京成3150形LOT誘導無線アンテナ搭載編成,誘導無線アンテナ(8078)搭載編成)。

グリーンマックス製誘導無線アンテナの材質変更は二代目3768Fの回着と前後して告知された。
よって当初から3768F-1に誘導無線アンテナを搭載させる方向であった。
しかし誘導無線アンテナのリリースがずれ込み3768F-1にも3150形LOT誘導無線アンテナを搭載させた。
その代わり屋根板への誘導無線アンテナ固定を見送る誘導無線アンテナ搭載準備施工編成とした。
なかなか日の目を見なかった準備施工だったが誘導無線アンテナ(8078)の投入でようやく機能している。
まさか2018年9月の初出場から約9箇月後まで遅れるとは予想もしていなかった。
誘導無線アンテナ(8078)で最も心配された成形色は3150形LOTに酷似している。
共通金型が用いられた模様で部品同士の比較では区別が付かない程だった。


差異が判り難い誘導無線アンテナ (3761:8078,3150形LOT)。

予備品の3150形LOT誘導無線アンテナも大幅に数を減らしており切替え時期に来ていた。
成形色が変更されると痛手を追うところだったが無事差異発生は回避された。
3728F中期仕様(1次車:3728F-1)は3768F-1と同じ3色LED表示器編成である。
誘導無線アンテナ(8078)に換装された3768F-1と3150形LOT誘導無線アンテナを搭載する3728F-1の外観はほぼ同一に見える。
プロトタイプが揃う両編成だがどちらが誘導無線アンテナ(8078)を搭載しているか殆ど判らないと思える。
入り目の見誤りで予備品まで現れた誘導無線アンテナ(8078)は貴重な戦力になるだろう。
なお3768F後期仕様を種車とする編成の中でも3768F-1は特殊な存在であり各方面での歪みが垣間見えた。
妻面窓セルは流し込み接着剤固定の甘い傾向が伺え側面黒色窓枠にも掠れが出始めている。
何れも分解を経た回着整備工程が原因だと思われ全車の車体改修は時間の問題だと思う。




3768F-1サイドビュー(3761:誘導無線アンテナ(8078)搭載車)。


3728F-1サイドビュー(3721:京成3150形LOT誘導無線アンテナ搭載車)。


3798Fサイドビュー(3791:旧LOT誘導無線アンテナ搭載車)。

軟質材への変更は取り扱いに神経を使う場面を減らしてくれると思われる。
ただ3768F-1では3768,3761の双方で枕木方向のぐらつきが発生している。
単純に個体差が原因とも考えられ換装車が増加するまでは様子見が必要だと思う。
長らく採用していた流し込み接着剤固定から脱出し仕様書指示に近いゴム系接着剤固定へと改めた。
嵌合精度の甘い車両への対応は万全と言え以後の入場に備えられた。
京成3150形LOT誘導無線アンテナには多少の予備品があるが誘導無線アンテナ(8078)搭載編成を2本用意したい。
諸事情で即入場とは行かないが旧LOT誘導無線アンテナ搭載編成で残る3798F後期仕様(4次車:3798F)の改修にて採用する予定である。
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