試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3700形3768F 3次車 後期仕様 後期リニューアル工事施工,PT-4804形パンタグラフ搭載編成

2017-11-25 22:39:36 | 京成線出場
寸前。

グリーンマックス製京成3700形3768F後期仕様リニューアル工事施工編成(3次車:3768F)が出場した。
製品はUVカットガラスの模された薄緑色の窓セル類と新ライト基板採用が目新しい。
車体造形は塗装済キット以来の安定度を誇っていると思う。




京成3700形3768F 3次車 後期仕様。
3768F:[3768]-[3767]-[3766]-[3765]-[3764]-[3763]-[3762]-[3761]。
※PT-4804形パンタグラフ搭載,後期リニューアル工事施工編成。

現在3700形は製造初年から約20年が経過し順次リニューアル工事が進められている。
100形から続いてきた更新修繕は3500形を以て打ち切られた。
3700形より経年の高い3600形と3400形は次期廃車候補と目される。
既に3618Fとサハ3608,サハ3601が除籍されている。
一方3700形ではリニューアル工事と称する改修が開始された。
施工内容は床面貼替や一部側面窓固定化等の内装が主項目である。
制御装置はGTOインバータのまま存置され外観も殆ど変化が見られず更新修繕より規模は小さい。
初施工は2012年2月に出場した1次車の3708Fだった。
その後の3718F,3728F,3738F,3748Fは同一仕様で改修されている。
2015年10月出場の3768Fからは側面窓にUVカットガラスが採用され印象が若干変化した。
この仕様は3758Fと3768Fの2編成に留まり施工内容変更が続く。
2016年11月出場の3788Fは袖仕切が大形化され新3000形の内装に近付き3778Fにも継続採用された。
更に2017年10月に出場した3818Fでは車内案内表示器がLCD化され近年の車内装備まで引き上げられている。
LCD化はリニューアル工事とは別に進められる模様で3768Fは2017年11月に取付工事が行われた。
この際にPT-7131形パンタグラフへの換装も施工され3708Fに続くシングルアーム式パンタグラフ搭載編成に改まっている。


3798F(旧製品)を改番した3758F中期仕様(3次車)。

3700形の2次車~5次車はほぼ同一の車体設計と言える。
グリーンマックス製完成品は3768Fリリースまで1次車,4次車,5次車が製品化されていた。
1次車の特徴である貫通扉種別表示器下部の段差は印刷再現で金型は変わっていない。
3768Fは3次車だがリニューアル工事施工仕様化が主で基本構成は再生産品からも変更されなかった。
所有編成では3758F中期仕様(3758F)が3次車である。
種車は3798F中期仕様(→元3798F現行仕様:旧製品)で5次車から3次車へ変更した。
編成番号重複を嫌い3798F中期仕様リニューアル再生産品導入前に3758Fへ改番を行っている。
幸い製品化された3次車は3768Fで編成番号は重なっていない。
ただ各編成でプロトタイプに時差を設けたため改番効果は薄かったと思える。


一旦消滅した3798F現行仕様(3798F)。

製品はPT-4804形パンタグラフ搭載編成で惜しくも現行仕様にはならなかった。
今後グリーンマックス製PT-71C形パンタグラフを代用し現行仕様に改める予定である。
第二次整備までに数が揃わず暫定的に後期仕様での出場となった。
3768,3761の行先表示器部品は各々3798,3791現行仕様(4次車:3798F)から転用した。
これにより3798Fは離脱し3700形現行仕様が消滅してしまった。
この後3798,3791を入場させ早期復帰を図る。
現時点で3798Fはリニューアル工事が未施工のため何れは現行仕様が消滅する。
その点でも3768Fの現行仕様化は急ぎたいところである。


新3000形3026F,3768F。

行先表示類は[55K 快速特急 西馬込]で富士川車輌工業製ステッカーを全面採用している。
絞込を行いながらの第二次整備だった。
先に[快速特急]が決定し[55K 西馬込]が続いた。
55K運用は[快特]時代から[西馬込]が設定されており一時期中期仕様グループへの適用を考えていた。
これが基でプロトタイプの決定に結び付いた。
たまたま3798Fを[55K 快速 西馬込]表示にしており行先表示器部品の転用へ繋がっている。
所有編成での[快速特急]はマイクロエース製新3000形3026F(3026F)以来で少数派に留まる。
2編成目が登場したが共に上り方面行で離合には余り相応しくない。
均等化を図るにしても3026Fはステッカー交換に手間を要し3768Fは無意味な行先表示器部品交換を行った事になる。
下り方面行[快速特急]充当には別編成を起用したい。
種別変更に際し運転台側ライトケースのみを3708,3701元登場時仕様(1次車:3708F-2)と交換した。
印刷済の[特急]種別幕を消去しステッカー切り出し失敗の予防策にしている。
計画では3708F-2を3768Fの出場前までに再出場させる予定だった。
しかしプロトタイプ選定が二転三転し定まらないまま3768Fの回着を迎え間に合わなかった。
種別変更を伴う再出場だけは確定していたため[特急]種別幕供出に不都合は無い。
加えて実車が運用離脱してしまい今後の動向が掴めなくなった。
編成短縮も考えられもう少し様子を見たい。


3768Fサイドビュー(3761)。


3798Fサイドビュー(3791:再生産品)。

外観はUVカットガラス化の印象が強く出ている。
新たに成形された側面窓固定化済窓セルも十分な雰囲気を放っていると思う。
なお3768Fではスカート取付方式を改めた。
旧製品仕様に戻しただけとも言えるが3798F(再生産品)での違和感が解消されている。
細工方法の再確認にも繋がった回着整備だった。

実車のPT-7131形パンタグラフ換装とリリースが重なりプロトタイプは2015年9月~2017年10月と比較的短くなった。
幕式表示器廃止後の3700形は小変更が繰り返されプロトタイプは短くなる傾向が強い。
3768Fは珍しい展開で短期間の設定になった。
グリーンマックス製PT-71C形パンタグラフへの換装が確定しており3768F後期仕様も短期間の存在になる。
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