試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3700形3768[3768F] 3次車 現行仕様 前面窓車体断面黒色化施工,行先表示類変更 (3728[3728F-1] 部品転用)

2018-07-07 21:31:24 | 京成線:3700形
僅差。

グリーンマックス製京成3700形3768F現行仕様(3次車:3768F)は出場時期都合により前面窓車体断面黒色化が未施工である。
3700形の車体改修は3728F後期仕様(1次車:3728F-1←休車中)から開始したため直前に出場した3768Fは間に合わなかった。
まだ少数派の現行仕様がプロトタイプでもあり他未改修編成に先駆けて入場させている。


京成3700形3768F 3次車 現行仕様 PT-7131形パンタグラフ換装,後期リニューアル工事施工編成。
3768F:[3768]-[3767]-[3766]-[3765]-[3764]-[3763]-[3762]-[3761]。

初出場時はPT-4804形パンタグラフを搭載する後期仕様(リニューアル工事施工編成前期仕様)だった。
3765への試験搭載を経た後に3767,3762をグリーンマックス製PT-71C形パンタグラフへ換装し現行仕様へ改めた。
現行仕様化は3767,3765,3762だけの入場で終えたため3768,3761には全く手が加えられていない。
一方3768Fから捻出されたライトケースを転用した3728F-1は前面窓枠の補修失策が元で前面窓車体断面黒色化まで施工した。
結果的には前面見附を向上させると判り改修項目となる。
3728F-1以降に入場した3700形M2c車へ浸透しグリーンマックス製3400形も改修対象に加わっている。
仕様変更や回着整備での入場に併せ黒色化を進めてきたが単独施工は3768Fが初となった。


入工中の3768。

入場は上野寄M2c車の3768を先発させた。
前面窓車体断面を塗り潰すには当然前面窓セルを撤去しなければならない。
これにはライトユニットの取り外しが不可欠である。
作業自体は数多く捌いてきたため全く抵抗を感じない。
所有する3700形は繰り返される行先変更の影響でライトユニットの嵌合が甘くなっている車両まで存在する。
3768Fは経年が浅い上に行先表示類の変更を行ってこなかった。
前面妻板に負荷を与えるライトユニットの撤去方式であり慎重さが求められると考えた。


運行番号表示窓下部の銀色塗装が露出する横桟。

車体の分解は回着整備時と殆ど変わらない。
唯一行先表示器部品の取り出しだけが異なった。
行先変更に備えプロトタイプに関わらず3400形M2c車,3700形M2c車は側面窓セルへ小細工を施している。
運転台側上部を斜めに整形しライトユニットを取り外さずに行先表示器部品の撤去を可能にした。
予め行先表示器部品を外し車体天井側の空間を確保する。


二度目となるライトユニット撤去。

次いで前面車体妻面とライトユニットの間に爪楊枝を差し込む。
プラスチックドライバーを用いた時期もあったが現在は爪楊枝式の方が容易に思える。
二平面折妻の頂点へ爪楊枝を挿入した後に1mm程度種別表示器側に平行移動させる。
これは種別表示窓からライトユニットの種別表示器モールドを脱落し易くさせるための措置である。
両側の前尾灯レンズをプラスチックドライバーで押し込むと簡単にライトユニットがずれてくれた。
後は車体天井側からライトユニットを押し出すだけである。


黒く塗り潰された前面窓車体断面。

前面窓車体断面の黒色化は毎度のマッキーで行う。
3700形の前面窓はRがきつい。
そのため角断面の太字側を用いようとしたが車内にペン先が触れるように思えた。
従来通り細字側と極細字側を使い分け黒色化を進める。
入念に塗り潰しを施したのは運行番号表示窓下部の横桟である。
銀色塗装が露出する箇所であり前面見附を引き締めるには重要な施工部だった。
TOMYTEC製京成3500形3532F+3544F更新車現行仕様(3532F-2)から一転しペン先の詰まりに悩まされず黒色化を終えた。


急遽行先表示類が変更された3768 (3768F,3728F-1)。

組立に戻ろうとしたところで気が変わった。
行先表示類は従前のままとする予定でいたが休車中の3728(3728F-1)から全て移植している。
3728F後期仕様(3728F-2:再生産品)の投入で離脱した3728F-1は新たなプロトタイプも定まり早期復帰させるつもりだった。
但し車体状態を考えた結果大幅な仕様変更を避ける方向に切り替えられ休車が長引いている。
3728F-1へ貼付済の富士川車輌工業製各種ステッカーは張り替え対象に挙がっており3768Fへの転用が決定した。
3728から行先表示器部品ごと移設した後に[特急]種別表示ステッカーを貼り替えた。
なお3798F後期仕様(4次車:3798F)から転用された[55K 西馬込]は3728へ仮設置している。




3768 [A17 特急 成田空港]:前面窓車体断面黒色化施工,行先表示類変更。

剥がされた[快速特急]種別表示ステッカーは3728には宛てがわず台紙へ戻した。
今後現行仕様での[特急]運用編成再編に目処が立ち次第復活させる予定である。
主工程だった前面窓車体断面黒色化は従来通りの手応えを得た。
3768Fは後期リニューアル工事施工車がプロトタイプで全て薄緑色の窓セルが採用されていた。
現在では唯一のUVカットガラス仕様だが細工した箇所は前面窓車体断面だけで大きな差は伺えない。
それよりも行先表示類の変更が印象を変える要素になっている。


3768 点灯試験[A17 特急 成田空港]:前照灯(行先表示類変更施工)。


3768 点灯試験[A17 特急 成田空港]:尾灯(行先表示類変更施工)。

3768Fだけに装着されている電球色LEDライト基板も存置された。
他編成や3400形の黄色LEDライト基板より見映えが高まるのは言うまでもない。
今のところ3700形リニューアル工事施工編成は3768Fの他に3708F現行仕様(1次車:3708F-2)が在籍する。
何れは3708F-2にも採用しリニューアル工事施工編成での統一を図りたい。

前面窓車体断面黒色化の単独施工のはずが行先表示類変更まで加わりこの日の作業は3768だけで打ち切りとなった。
軽加工の範囲だが種別表示ステッカーの交換が組み入れられたためそれなりに神経を使う。
富士川車輌工業製フルカラーLED式新ROM種別表示ステッカーは手持ちが限られる。
3761では車体改修よりも種別変更に気を払う必要があるだろう。
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