試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3150形3174F 現行色 前期仕様+3186F 新赤電色 2両口(モハ3184+モハ3183) 4+2混色編成

2017-10-04 21:47:07 | 京成線出場
復活。

グリーンマックス製京成3150形3174F現行色前期仕様+3186F新赤電色2両口(3174F-2)が出場した。
3174F現行色前期仕様(3174F-1)での単独走行は考慮していない。
よって3182F新赤電色(3182F)と3194F現行色前期仕様(3194F)で組成する混色編成とは異なり4+2編成が基準となる。




京成3150形3174F 現行色 前期仕様+3186F 新赤電色 2両口。
3174F-2:[3174]-[3173]-[3172]-[3171]+[3184]-[3183]。
※4+2混色編成。

モハ3184+モハ3183は3186Fの成田寄半ユニットだった。
3186Fの現行色化は1994年8月で3150形の塗装変更では中期に施工された。
1998年2月に京成から除籍となり北総開発へ賃貸されている。
北総開発では7050形7068Fを名乗り4両編成の線内運用を担う事も多かった。
モハ7068(←モハ3186),モハ7065(←モハ3183)は前面帯が2本ともフューチャーブルーとされ異色の存在だった。
2000年3月31日付で京成へ返却されたものの即廃車された。


3174F 現行色 前期仕様。
3174F-1:[3174]-[3173]-[3172]-[3171]。

3174Fは1993年12月に塗装変更が行われた。
モハ3184+モハ3183の現行色化は1994年8月で3174F-2のプロトタイプは約7箇月程度と短い。
京成での活躍は1998年1月頃までで翌2月には3186Fと共に北総開発へ賃貸された。
3174Fは7064Fへ付番され奇しくも3186F(→7068F)との連番になっている。
モハ7064(←モハ3174),モハ7061(←モハ3171)も前面帯はフューチャーブルーで7068Fと同様の配色とされた。
この塗装は7064F,7068Fのみで採用されるに留まった。
3174F-2を構成する3168F,3174Fが北総開発7050形の異端編成になったのは偶然とは言え面白い。
なお京成への返却は3168Fと同時に行われた。
3174Fも復籍することなく廃車解体されている。


3194F,3174F-2 (現行色前期仕様)。

行先表示類は[B25 高砂]に決定した。
所有編成では千葉線系統6両編成の[高砂]が存在していなかった。
よって3174F-2の導入計画時から[高砂]に内定済だった。
ところが資料不足で運行番号の特定に難航している。
どうにか3600形の資料でB25運行を突き止め採用に至った。
当時の3600形は全て6両編成であり絞り込みを後押ししている。
モハ3171(中間組込車)の運行番号表示器に[B07]を貼付したのは混色編成に拘った結果でもある。
ライトユニットも搭載されておらず敢えて[B25]にはしていない。


3194F-1サイドビュー(モハ3191:現行色前期仕様)。

3150形現行色前期仕様は3194F-1が在籍しており3174F-1の4両編成対応化はモハ3171入場時から頭に無かった。
なお3194Fは現行色後期仕様を前期仕様に改めた。
細工は簡易的でTNカプラーSPの黒色成形品交換と普通[]種別板化程度とした。
そのため床下機器は灰色成形のまま残っている。
上記2箇所だけでも十分に現行色前期仕様の雰囲気を醸し出せているとは思う。
そのため床下機器の黒色成形品化までは考えていなかった。
3174F-1の出場により正真正銘の現行色前期仕様が登場している。




モハ3172(動力ユニット更新車)。

モハ3172ではコアレスモーター搭載動力ユニット化を並行した。
3150形の動力ユニット更新はモハ3160現行色晩年仕様(3162F-5)での前例がある。
モハ3160ではクロスポイント製KS-116灰色成形非動力台車(51052)を台車枠に転用した。
しかしFS-329Cを履くモハ3172では非動力台車都合で2個モーター搭載動力ユニット用動力台車の加工に迫られた。
KS-116動力台車による試作を経てFS-329C付コアレスモーター搭載動力ユニットの完成に辿り着いている。
試作品のKS-116付コアレスモーター搭載動力ユニットを含め初施工にしては上出来と言えよう。
但し積極的に行うまでには至らず予備品が無い状況では躊躇する。
最終手段に起用できるのは間違い無く良い挑戦だったかもしれない。
モハ3172のコアレスモーター搭載動力ユニット化により3150形は3162F-5,3172F-2が動力ユニット更新編成となった。
グリーンマックス製京成形式ではまだ2個モーター搭載動力ユニット装着車が主力である。
性能向上に直結する動力ユニット更新は3400形,3700形を含め順次展開していきたい。
その際動力台車枠の都合次第ではモハ3172への施工例が非常に参考になると思われる。


モハ3171+モハ3184 (3174F-2:4+2編成)。


モハ3181+モハ3194 (3182F-2:2+4編成)。


モハ3193+モハ3182 (3194F-2:2+4編成)。


3300形モハ3301+モハ3306 (3304F-2:4+2編成)。


3300形モハ3305+モハ3302 (3308F-2:4+2編成)。

3174F-2は3174F-1に3186F2両口のモハ3184+モハ3183を増結する4+2編成で半固定化される。
組成休止中だが3182Fと3194Fとの混色編成は2+4編成(3182F-2),2+4編成(3194F-2)が原則だった。
マイクロエース製3300形も3304F新赤電色(3304F-1),3308F現行色前期仕様(3308F-1)で混色編成が組成できる。
しかし各々4+2編成(3304F-2),4+2編成(3308F-2)となる。
何れも動力車位置都合により組成が限られた結果だった。
4+2編成は3308F-2で出場しており2+4編成復活は果たせなかった。
しかし3150形の常時混色編成が出場した意義は大きい。
これで前尾灯点灯車のライトスイッチ対策は余裕を持って検討できるだろう。


3174F-2サイドビュー(モハ3183)。

側面見附はTNカプラーSP化を除くと製品仕様から大きく変わっていない。
3150形は現行色,新赤電色何れも在籍しており各車毎の新鮮味は薄い。
しかし視点を編成見附に移すと混色編成が際立つ。
マイクロエース製3300形では3308F-1を出場させてまで混色編成組成へ漕ぎ着けた。
混色編成増強が3174F-2の導入名目であり納得しての出場となった。

グリーンマックス製京成3150形系列は北総開発7050形を除く全種が揃い総勢42両に達した。
しかし3162F-5,3174F-2のリリース以降は音沙汰が無い。
このまま打ち止めになるか3100形等へ繋がるか全く読めなくなった。
グリーンマックス製品はリニューアル再生産が相次いでいる。
3700形は再生産品リリース後に3768F後期仕様が告知された。
3150形も突然吉報が訪れる展開に期待したい。

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